通称「100ドルPC」、一般購入期限はあと10日
発展途上国の子供たちにPC&ネットを使ってもらうことを目的とした話題の「100ドルPC」。初めての製品「XO」を一般人が手に入れられる最初で最後のキャンペーンがあと10日に迫っている。
OLPCは、「ビーイングデジタル」などの著書で有名な、MIT学長ニコラス・ネグロポンテ氏が提唱する端末で。発展途上国の子供たちが、どのような環境でも使用できるようにと、発電ハンドルで充電できる仕組みやメッシュネットワークを構築できる仕組みを搭載した簡易型PCのことだ。
一台寄付すれば、一台もらえる
その名も「Give 1 Get 1」キャンペーン。このプログラムでは、399ドルを支払い、子供たちに1台寄付することを条件に、本人も一台受け取ることができるというもの。2007年11月12日からスタートしたこのキャンペーンは、26日で終了する。OLPCによれば、一般人が手にする機会はもうないという。なお、筆者は、先月、すでに2件分の申し込みをしており、OLPCからは12月中旬頃には届くという連絡を受けている。(北米とカナダOnlyらしいが、筆者は日本から申し込めている)
以下、このキャンペーンに関するビデオ
いわゆるパソコン的ではない優れた端末
OLPCは、WindowsやMacのような、ごった煮的なOSとは異なり、コミュニケーションやネット利用、作図、音楽遊びなど教育に限られたインターフェイスとなっている。簡単なPDAのようなものをイメージすればいいだろうか。詳しくは、当サイト運営の動画サーチ「DEX39」で関連動画をみていただくのがいいだろう。
この製品は、発電装置をつけた社会的技術やコストを押さえる手法だけでなく、その有効性やOSの出来具合に注目が集まっている。すでに導入が進んでいるウルグアイなどでは効果が出ているようで、今後、より多くの子供たちに普及されることが期待されている。
今回の「Give 1 Get 1キャンペーンは、製品への関心と、子供たちの支援意欲、両方を満たすものだといえるだろう。
【関連URL】
・One Laptop per Child (OLPC), Children: Children actively engage in knowledge construction
・$100ノートのベースモデル「XO」が条件付き一般発売、途上国への寄付でGET | パソコン | マイコミジャーナル
ウルグアイ
・$100ノートPCがウルグアイ農村部で先行導入 - メッシュネットワークに威力 | ネット | マイコミジャーナル
・XO - R25.jp