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Mac OS Xで、Windows用のソフトを動かす、もう一つの方法

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Windows Xpや2000といったOSをインストールしなくても、MacでWindowsのソフトを使う方法がある。BootCampやPallarelsを思い浮かべた人が多いだろう。しかし、もう一つの、もっと快適に動かす方法が合ったのだ。

恥ずかしながらその事実をきちんと把握していなかったのだが、マックユーザー誌元編集長(いつの話だ?)の松尾さんが、MacユーザーがWindowsなしで初音ミクを動かす方法 - CloseBox and OpenPod [ITmedia オルタナティブ・ブログ]という記事を書かれて、なるほどここまでできるなら使えるのかもと感じた。というのは、ソフトシンセサイザーはハードウェアのスペックをかなり酷使するからだ。単なるエミュレーションでは使用に耐えられないはず。

そんな夢を実現するのはネットジャパンから発売されている「CrossOver Mac 6.1」というソフトだ。税込み価格 11,550円。PC仮想化ソフト「Parallels」が実売1万5千円を下らないことを考えると、前者はOS不要でアプリが動かせる上に実売で9千円前後とかなり手頃だ。3Dのソフトも動かせたという動画レポートもある。

CrossOverは、完全な仮想化ソフトというわけではなく、対応するアプリケーションも限られる(90%)販売元が動作確認しているのは、「Microsoft Office 2003」「Internet Explorer 6」「Adobe Photoshop 7」「一太郎 2007」などで、「Microsoft Office 2007」や「Internet Explorer 7」などは今のところ未サポートらしい。対応アプリはOS Windows 98/2000/XPに対応するもので、DirectXも一部対応する。Pallarelsで動かないソフトもCrossOverなら動くという事例も多数あるようだ。

実際、動いているところをみると、OSを起動するPallarelsに比べかなり軽快である。特定のアプリを起動したいのなら、最適なソフトといえそうだ。


【関連URL】
MacユーザーがWindowsなしで初音ミクを動かす方法 - CloseBox and OpenPod [ITmedia オルタナティブ・ブログ]
Macintosh対応製品 / NetJapan

Mac OS XでWinアプリがサクッと動く? 「CrossOver Mac 6.1」を徹底検証 (1/5)
Windows互換レイヤーソフト レビュー:CrossOver Mac 6.1(ascii.jp)

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