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情報通信業界に関わる事業戦略からM&A、ベンチャー支援までを手がけるコンサルタントの気ままな落書き

年末からのスタートですが、よろしくお願いします

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皆様、はじめまして。名雲俊忠(なぐもとしただ)と申します。この度は、縁ありまして、本ブログに参加させていただくことになりました。皆様のご活躍に恥じぬよう、鋭意、場を盛り上げていけるようにしていきたいと心がけております。時として、一人だけで盛り上がってしまうこともありますが、その節はご容赦のほど。

IT関連のキーワードとして、ユビキタスがクローズアップされたのは、2002年頃でしょうか。私は、ドットコムバブル崩壊のほぼ直後である2000年末ごろから、前職の野村総合研究所で「ユビキタスネットワーク」の啓蒙活動を始めておりました。当初は、「変な言葉だ!」とか、「絶対、はやらない!」とか、「インターネットバブルに次ぐはやり言葉か?その手にはもう乗らないぞ!」(某メーカー)などと結構いろいろ言われました。しかしながら、今日、少なくとも日本、韓国では市民権を得るようになり、根本的な見方は間違ってなかったと信じております。今では、当たり前の言葉になってしまったが故に、今度は逆に「古臭い」とか、「ブームは去った」などという声も聞こえてきます。

たしかに言葉としての新鮮さには、ちょっと欠けます。また、有線・無線のブロードバンドやRFIDなど、ユビキタス環境を提供できるポテンシャルはかなり高くなっているのも事実であり、あえてユビキタスなどという必要もないようにも思えます。しかしながら実際は、まだまだ十分に使いこなされていない。経済性を正当化できる使い方を見出せていないのが現状ではないでしょうか。まだまだユビキタス時代は、入り口にあるというのが私の見方です。

私のテーマは、この古くて新しいユビキタスを、いかに有効に使っていけるのか。これを後押ししたいとの思いです。特にリアルの世界での有効活用に注目しております。ここがうまくいけば、Web2.0に見られる電脳世界での応用と相まって、さらに大きなITのうねりが生まれてきます。特にものづくりに軸足を持つ日本の産業にとって、大きな活力の源泉にもなると信じております。このような観点を中心に、関係の無いことも含めてこのブログに綴っていければと考えております。そして、皆様方からの忌憚の無いご意見をいただきながら、皆で成長し、お互いに役立つものを生み出せればと、非力ながらも考えております。

というわけで、やっぱり「ユビキタス時代に乾杯!」。くしくも、年末ということで、酒びたりになることも多いので、写真ごと乾杯してしまいました。多少、堅苦しかったかもしれませんが、改めまして、皆様よろしくお願いします。かんぱ~い!

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