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お客様や部下への接し方を、自分の大切な守るべき人(幼児や高齢者など)に置き換えて考えれば、サービスやリスク回避のためにできることは、まだまだあると思います。コンシェルジュ的発想で「おもてなし」を中心に、気づきを綴ります。

液体洗剤の計量キャップの改善案

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洗濯用の液体洗剤のキャップには、洗剤の計量ができるように目盛りがついていますね。新しく買った洗剤を使おうとしてキャップを手に取った際、その目盛りがキャップの内側に書いてあることに気付き、「あれ?他のキャップは、どうなっていたかな?」と思って、現在使用中の洗濯用洗剤・柔軟仕上げ剤を並べて違いを探してみました。

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こちらのキャップには数字はなく、マークだけが黒字で描かれています。この場合、ボトル本体の説明書きを読んで、洗濯機の水量に合わせた洗剤使用量が、このキャップでどのあたりになるのかを調べる必要があります。この洗剤には、キャップと同系の色が付いていますが、今どこまで注いだのかは確認できます。
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こちらは、キャップが半透明です。よ~く見ると、10・20・30・40という数字が記されているのですが、数字に色が付いていないため、非常に見にくいです。中身を入れても数字は浮かびあがって来ません。また、この数字が洗濯機の水量を示しているのか、使用量を示しているのかが、わかりません。ボトル本体の説明を読んで、使用量の目安の『ミリリットル』のことだとわかりました。しかし、使用量が書かれていても、洗濯機の水量に対してどのくらいなのかは、ボトル本体を見なければわかりません。中身である柔軟仕上げ剤には色が付いているので、注いだ量は簡単に確認できます。
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こちらは、色物用洗剤です。キャップには「ml(ミリリットル)」の表示があるので、使用量を示していることがわかりますが、やはり、水量に対する使用量がわからないので、ボトル本体で確認する必要があります。黄色と黒のコントラストのおかげで、数字はクッキリと読みやすいです。ただし、洗剤が無色なので、キャップの色に溶け込んでしまい、どこまで注いだのかについては、見やすいとは言い難いです。
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こちらは、洗濯機の水量「リットル」が示されています。水量を示す線が、そのまま洗剤の使用量なので、たびたびボトル本体を確認する必要はありません。表示は、黒字というよりも、ややグレーで薄いです。液体を入れてしまうと、それ以下の目盛りが見にくくなってしまいます。料理用の計量カップのように口径の広いもので、キッチンのカウンター上に置いて使うのであれば、上から容器を見下ろすので、内側の表示が見やすいように思うのですが、洗濯用洗剤の場合は、目から胸ぐらいの高さにキャップを持って注ぐので、私は外側にも表示があった方が良いなと思いました。

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「洗剤の使用量」と「洗濯機の水量」のどちらを表示しているのかがメーカーや商品によって違うのは、使う側にとっては紛らわしいと思います。いつも同じ人が使うとは限りません。職場の新人スタッフや、単身赴任のお父さんも使います。小学生の子供に頼んでも簡単に理解でき、高齢の両親にとっても、見やすくて使いやすいものであって欲しいと思います。

今回、4種の計量キャップを比べてみた結果、以下の点を考慮すると、いっそう使いやすいものになると考えます。
・ キャップの内側と外側の両方から確認できて、
・ 洗剤を入れる前も、入れてからも、クッキリ見える色と太さで、
・ 洗濯機の水量(対応した使用量)を表示した目盛りであること。
・ キャップ内に注いだ洗剤の量がハッキリ確認できること。


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