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「ARアート」英国に登場

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今日も松尾さんが「Layar」をご紹介されていますが、セカイカメラを始めとした様々なアプリの登場により、ぐっと身近になったAR(拡張現実)技術。その用途は遊びから実用に至るまで、様々なものがありますが、こんな「皆で楽しめるアート」という使い方も面白いかもしれません:

Chris O'Shea - Hand from Above

ロンドンを拠点に活動するアーティスト、Chris O'Shea さんが手がけたインスタレーションです。クリスさんは以前「壁の向こうがのぞけるライト」という、同じくAR技術を応用した作品を発表されていますので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

hand-from-above

で、今回の作品ですが。ご覧のように、街角(リバプールとのこと)に設置された大型モニターを利用したもので、タイトルの通り「空から巨大な手がやってくる」ような感覚を味わってもらうという趣向になります。

四の五の言うより、映像を見てもらった方が早いですね:

Hand from Above from Chris O'Shea on Vimeo.

巨大な手に道行く人が捕らわれたり、潰されたり。しかし観客の皆さん、楽しそうです。

PCや iPhone ベースのARアプリの場合、「観客」はどうしても少人数に限られてしまいますが、こんな大型モニターを利用して皆で楽しむという発想のものも面白いかもしれません。そこでふと思ったのですが、例えば渋谷駅前の巨大スクリーンにセカイカメラの映像を映して、「実はこの場所にはこんなにエアタグがあるのですよ」と知らしめる(?)というのはどうでしょうか。セカイカメラやAR系アプリの良いPRになると思うのですが、映像を見ているだけでは仕組みを理解してもらうのは難しいかな。

【○年前の今日の記事】

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