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長年相場を見続けてきた現役の情報部長が相場について語ります。

外国人買いは本物か?

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 米国株が軟調となったこともあり、売り先行となりました。若干円高気味となったものの、外国人も今日も大幅買い越しと伝えられ、特に売り急ぐ要因もなかったのですが、昨日までの急反発の反動、売られ過ぎの修正の反動(?)に加え持高調整の売りも嵩み大幅下落となる場面もありました。手仕舞い売り、戻り売りが一巡となると今度は買戻しが優勢となり下げ幅縮小となりました。

 節目と見られる9,500円~600円水準ではさすがに上げ一服となった感じです。外国人が本日も大幅買い越しということを好感する動きもありましたが、外国人が積極的に買うと言うことに関しては少し「眉につばつけて」見ても良いのではないかと思います。従来から述べているように決算期ということもあり、外国人などを含めて買戻しも入り易くなる時期であり、単に持高調整の買戻しに過ぎないのか、売られ過ぎたところだけ買っているということなのか、本当にバイアンドホールドで買うことになるのかどうかを見極める必要があると思います。

 為替が円高に振れる場面で海外資産の売却はないと言っていましたが、今回の協調介入も円安水準まで押し下げるということではなく、単純に円の需要が多いから売りを出したと言うこともあるのではないかと思います。また、原子力発電所の事故で外国人が日本から脱出しているなかで、日本に投資すると言うのも少し疑問に思うのです。そうしたことを考えると、外国人の大量買いもあくまでも買い戻しが主体と言う可能性もあるのではないかと思います。

 もし、外国人の買いが買い戻しに過ぎないとすれば、おそらく4月に入ると買いが止まることになりそうで、4月になって外国人の買いが続くのかどうかを見てからでも遅くはないと思います。また、日経平均の構成銘柄の入れ替えや配当落ちのこともあり、先物と現物株の入れ替えなどもあるのだと思います。したがって、業績などの材料や海外動向あるいは為替動向などに反応すると言うよりは目先の需給要因だけで動いているということなのだと思います。
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