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長年相場を見続けてきた現役の情報部長が相場について語ります。

言いたいことを発信するのではなく、聞きたいことを発信する

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 米国株は軟調となったものの商品相場が堅調となるなど、下支え要因もあるなど雰囲気は悪くないのすが、為替が円高に振れたこともあり、日本市場は売り先行となりました。それでも、寄り付きの売りが一巡となった後は月末・期末ということでお化粧買いも期待できることから底堅さも見られましたが、後場になって欧州金融不安や円高を嫌気する動きが強まると、売り急ぐ展開となり、見切り売りも嵩んで安値引けとなりました。

 最近では月末・期末特有の動きや。月初の盛り上がりなども見られず、為替動向などを気にしながら目先の需給要因で右往左往することが多いような気がします。株式市場特有のルールや経験則を知らずに目先の需給ばかりを気にする向きが多いと言うことなのだと思います。インターネットなどで発信される情報も、掲示板やチャットなど双方向のようでいて、実は言いたいことだけを言っているというものが多く、本来の意味での「情報」ではないのですが、最近ではそうした「情報」も多くなっているようです。

 アナリストや株式評論家などでも、言いたいことだけを言って「教えてやってるんだ」というような態度をする向きも多く、個別の株式の動向を述べるにしても、相場動向を述べるにしても自分で見聞きしたことを自分なりに解釈して、発信すると言うよりは右から左にあたかも自分が考えたかのように流す向きが多いような気がします。自分でよく理解して話しているわけではないので、頓珍漢な話をしたり、間違えた言葉が独り歩きしたりということも多いのではないでしょうか。

 情報を発信する側として常に気をつけているのは「皆はそう言うが・・・」と常に考え、自分の見方、スタンスをはっきりさせてその事象を理解すること、そして、自分が話したい事を皆に話すのではなく、皆が聞きたがっていることを自分なりに解釈し、説明することが重要ではないかと思います。こちらのアドバイスもあくまでも聞く側の立場にたってアドバイスをしないと、独りよがりで頓珍漢な「情報」を発信してしまいそうです。

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