株式市場も選挙も同じ
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参議院選挙の結果が判明しましたが、特に市場に影響があったよいうような雰囲気もありません。ただ、昨年の衆議院議員選挙もその前の参議院、衆議院とどの選挙も、「自民圧勝」「民主圧勝」というように一方向に偏っているのが、今の株式市場と同じような動きであり、今の(といっても「今」に始まったことではないのかもしれませんが・・・。)市場心理、大衆心理を如実に表しているような気がします。
一種の「ブーム=流行」がすぐに大きな流れとなってしまうことは携帯端末や携帯電話を見てもわかりますし、ドーナッツやラスクを買うのに行列が出来たりするのも同じ流れではないかと思います。人と違うことをすることに対する恐怖と、人と同じことをする安心感が一つの「スタンダード=基準」とされると我先にとその基準を求める傾向にあるのではないかと思います。インターネットの普及やテレビがどこでも見られるというような情報の氾濫がその流れに拍車をかけているのでしょう。
流行に乗り遅れまいとするあせりもあり人と同じ行動を行いやすいのですが、実際にその動きが正解というと必ずしも正解とはいえないでしょう。高機能携帯端末にしても買ったはいいが使いこなせなかったり、ツイッターでつぶやいても単なる自己満足で終わって見たり、流行を取り入れて何かをするのではなく、流行に乗ることで満足しているケースが多いような気がします。株式投資の世界では流行をいち早く知ることや流行を作ることは大切ですが、必ずしも流行に乗るだけでは投資もうまく行かないのではないかと思います。
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