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長年相場を見続けてきた現役の情報部長が相場について語ります。

今日は株式市場は大きな下げとなりました。

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連休の谷間と言うこともあり、買い手控え気分が強いのか大きな下げとなりました。それでも、企業業績云々の問題ではなく、欧州金融不安、米国金融規制強化懸念、中国の金融引き締め懸念の 「三大金融懸念」 が要因であり、すぐに解決する問題でもない変わりに、悪い方へ悪い方へと転がらない限り、心配はないと思います。

欧州は「バブルの後遺症」で、新興国バブルに乗って無駄遣いしたつけが回っているということであり、中国の金融引き締めも「バブル退治」と言うことで、あり、中国の経済の拡大が止まるわけでもなく、米国の金融規制強化も「バブル予防」であり、「選挙対策」と言う面もあり、景気悪化の芽が見えればすぐにまた、「金融緩和」と言うことになるものと思います。

こうしてほぼ全面安とか指数が大きく下げるとあたふたとしてしまうケースも多いのでしょうが、○○だったらまだ大丈夫、という基準=指数の水準でもいいですし、GDPの伸び率でも、金価格でも何でも株価、と言うよりは企業業績に影響のありそうなものであればなんでも基準にしておけば「何とかなる」と言うことではないかと思います。

天候不順もまだ懸念されますが、とりあえずは暖かく(暑過ぎですが)なって来ましたし、野菜の値段も落ち着いてきました。後は消費がどこまで増えるかが注目されるところでしょう。

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