「やり方を教えてくれればうちでもできます」とコンサルタントに言う方、チェックしてほしいのはそこではないですよ。
今度の4月でコンサル会社を起業して丸10年になります。
ここまでこれたのもお客様とアシスタントさんや外部の協力者に恵まれた方です。
14社のお客様の平均契約年数が5年を超え、本当にありがたい限りです。
長年、コンサルをしていると、「やり方を教えてほしい。やり方を教えてくれればうちの社員でもできるから。」というお客様がいます。
もちろん、優秀な社員であればやり方を知ってできることもあります。しかし、ほとんどがその通りにはならないです。
理由はシンプルで、その社員も今まで何もしなかったわけではなく、仕事をし勉強し、様々な努力を重ねて、そこに至っているので、やり方を知っても、専門家は性格と思考が違うので、同じ結果にはならないのです。
考えてみれば当たり前の話ですが、マーケティングでもほかの分野でもその分野で知見がある方が本を出されています。その本には結構なノウハウがかかれているのです。やり方を知ればすぐにできるのであれば、本を読めば誰でもできるということになります。
本を読んでもみんなその通りにできれば、世の中専門家だらけになります。
違うのはセンスや感性、思考回路なんだと思います。
同じ理論を実践しても人によって結果が違うのはまさにこれなのです。
とはいってもやり方を知らないと、そもそもやれないので、本を読むないし、コンサルを受けるのは前提なのですが、その背景にある、センスや思考回路を吸収することを忘れないでください。
その人のセンスや思考回路を吸収するのは、その人のプレゼン、コラム、Facebook、インスタなどで、その人の考え方を知ることです。
興味がある方はぜひやってみてください。
話は宣伝になりますが、企画力や企画センスに踏み込んだ書籍が3月24日にマイナビ出版から出版されることになりました。
企画センスの中核をなす鳥瞰力を解説した初めての企画書の書籍です。興味がある方は是非お読みください。
ITエンジニアのための企画力と企画書の教科書 ~鳥瞰力で高める企画力とキャリア~