グーグルのクラウドを支えるテクノロジー > 第25回 マイクロサービス・システムにおけるgRPCの役割(後編)
CTC教育サービスは私が編集支援している中井悦司氏のコラム「グーグルのクラウドを支えるテクノロジー」の第25回「マイクロサービス・システムにおけるgRPCの役割(後編) 」を公開しました。
人気の中井悦司氏のコラムです!今回は前回に続きgRPCの役割(後編)です。興味がある方は是非ご覧ください。
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はじめに
前回に続いて、2017年に開催されたSREcon17 Asia/Australiaでの講演「SRE Your gRPC--Building Reliable Distributed Systems」をもとに、マイクロサービス型のアプリケーションにおけるgRPCの役割を解説します。
この講演では、マイクロサービス・アーキテクチャーのアプリケーションを安定運用するためのガイドとして、次の6つの項目が上げられています。今回は、後半の3つについて説明します。
1.Everything is (secretly) a stack.
2.Sharing is caring.
3.Fail early.
4.Degrade gracefully, don't guess.
5.Measure all the things!
6.Best effort isn't.
問題発生時の動作設計
後半の1つ目にある「Degrade gracefully, don't guess.」は、問題発生時の動作に対する考え方です。前回と同様に、「Greeter」アプリケーションが「Translator FE」(翻訳サービス・フロントエンド)を呼び出して、それがさらに「Translation DB」を呼び出すという階層構造を考えます(図1)。
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https://www.school.ctc-g.co.jp/columns/nakai2/nakai225.html