起業時に30年残る会社を作るために考えたこと
おはようございます。吉政創成の吉政でございます。
私は、成功している企業の社長との面識があり、そのような方々とは決定的な能力が差があり、自分にはそのような経営はできないと最初から考えていました。
私は私を買い被っているかもしれませんが、私の場合はマーケティングの職人として能力が人よりちょっとあるだけなのです。
そのような状況で、独立して30年間企業を存続しなければいけないミッションを背負うことになり、最適な起業を考えました。
その方法とは、町の八百屋です。
いや、八百屋でなくても魚屋でも不動産屋でもいいのですが、3ちゃん企業をイメージしました。
3ちゃん企業とは、父ちゃん、母ちゃん、爺ちゃんでほそぼそと会社を経営することです。
実際は父ちゃん、母ちゃんの2ちゃん経営なのですが、これはリスクはとても少ないのです。
それは、外部の人に給与を払わないからです。
給与は毎月払わなければならないですが、支払いは翌月末とか翌翌月末で支払うため、経営的には先払いです。しかも、毎月固定なので、支払うほうは結構大変です。
弊社の本業であるマーケティングアウトソーシングなら、仕入れもないので、さらにリスクは少なく、今の形態を維持すれば、3年間生き残れるような気がします。
差別化は、他の業者よりも、仕事処理時間が速いことと、同一の業態内の多種の専門分野を持つことです。仕事の処理時間が早ければ単価で差別化ができ、多種を一人でこなせれば、さらに単価の差別化ができます。これを30年間繰り替えせば、専門性はさらに高まり、うちの家族が食べていくだけの差別化は十分確保できるという計算です。
まさに一代限りの職人の会社なのです。
たまに、私の能力を得ようとする方がいます。とてもありがたいです。もちろん、私のやり方を知れば、今よりも確実に成長できます。ただ、私と同じ能力を得ようと思えば、それなりの時間がかかります。なぜなら、若いときに、それなりの仕事ができた私が、その後も手を抜くことなく全力で経験してきた能力なので、そう簡単には同等の能力は身に付きません。これこそが、小企業である弊社の強みであり、差別化ポイントです。
これはどの分野でもいえることだと思います。もし、起業をしたい人がいれば、会社を大きくする方法もいいですが、こういった方法も十分ありです。是非ご参考ください。