半導体ストレージを選ぶときIOPSを見る人もいると思いますが、ランダム計測かシーケンシャル計測か確認してますでしょうか?
»
おはようございます。吉政創成の吉政でございます。
弊社のお客様であるコアマイクロシステムズが国産の半導体ストレージメーカーということもあり、多少詳しくなっています。
半導体ストレージといえば、ディスクがくるくる回るHDDと比べてとにかく速いというのが売りです。しかし、半導体にはフラッシュ型とかRAM型とかいくつか種類があり、その用途に応じて使い分けるのが本来あるべきだったりします。
一方でカタログのスペックを見ると、1秒当たりのI/O(IOPSのこと)が100万とか記載されていますが、その計測方法がシーケンシャルなI/Oなのか、フルランダムのI/Oなのかによって計測結果がかなり違ってきます。
サーバーで半導体ストレージが必要な場合は、DWHやBIなどのDBを使用したシステムが多く、その場合はフルランダムの計測で速いものでないと、思った通りの効果が出ないことがあります。
結局、PCのメモリなどで使用されているRAM型のSSDでないとフルランダムのI/Oで高速性能が出ないので、一口でSSDといっても、何のSSDなのか?また、IOPSとその計測方法を確認しておくことが必要です。(もちろんSSDの場合は、バックアップ方法や電源の冗長化などチェックポイントは他にもあります)
SSDのRAM型とフラッシュ型の違いについては以下のブログにまとめています。
興味がある方は以下をご覧ください。
SSD(半導体ストレージ)には寿命が非常に短いものと、とてつもなく長いものがあります
~RAM SSDとFlash SSDの違い~
SpecialPR