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PHP技術者認定ウィザードへの想い ~業界初の試みへ~

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 PHP技術者認定機構の吉政でございます。

先日、業界初の試みである匿名公開論文審査方式を採用したPHP技術者認定最上位試験「PHP5技術者認定ウィザード」を発表しました。@IT自分戦略研究所をはじめとする12メディアに掲載され、Tweet数も相当な数になり、大変ありがたいです。ご協力いただいた関係各所の皆様に感謝しています。ありがとうございます。

※@IT自分戦略研究所の掲載記事
 http://www.atmarkit.co.jp/news/201204/17/php.html

さて、この「PHP5技術者認定ウィザード」 には「試験からOSSに貢献をしたい」という思いがかなり前からあって、実に構想を練り始めてから2年ほど仲間と一緒にあーでもないこーでもないと練って きたものです。OSSにはナレッジシェア(ソースの共有)という素晴らしい文化があります。試験でもナレッジシェアを行うことができれば、これは一つの業 界貢献ではないかと考え、今回業界初の試みを実施しました。

思えば、PHP技術者認定機構の企画を始めてもう3年がたとうとしています。仲間に声をかけ、発起人会が立ち上がるまで1年、そこから設立まで1年、設立して1年です。この3年はあっという間の3年であり、「もうそんなにたったっけ?」という感じです。

サラリーマン時代に痛感した「自分が最後に責任をとれる仕事は自分がオーナーの仕事しかない」という言葉を思い出します。今回、業界初の匿名論文公開審査方式を採用したこの「PHP5技術者認定ウィザード」はもしかしたら想定していないリスクがあるかもしれません。こういうチャレンジは、自分が責任をとれるPHP技術者認定機構で行うしかないと考え、実施しました。

PHP5技術者認定ウィザード」 は難関試験である「PHP5技術者認定上級試験(合格率6.8% 2012年3月末日現在)」の合格者がチャレンジできる超難関試験になります。上級試験 が難しいのに、さらに難しい試験を作って、申込みする人が本当にいるのかなど、いろいろ不安もありましたが、ソースだけではなく、概念やノウハウなどを共 有することができるこの試験は成功すれば大きな業界貢献になると信じ、何年かかっても軌道に乗せたいと考えています。

 「PHP5技術者認定ウィザード」 は審査料が無料であり、認定者へのメダルは結構値が張るので、毎年確実に単体赤字になりますw 業界貢献の目的でやっているので、論文やコードを公開頂く 申請者から審査料を頂くのも違うと思いますし、思い切って「無料」という選択をしました。このような方式で実現できたのも関係者や機構メンバーの業界貢献 の志の賜物と深く感謝しています。ちなみに、そのメダルは以下です。

Phpwizard_medal

ロゴははめ込みなので、実際と少し違うかもしれませんが、イメージはほぼこんな感じです。写真だと安っぽく見える人もいるかもしれませんが、直径70mm 約205g 素材:本体はアンチモニー製、レリーフは真鍮製なので、結構ずっしりしていると思います。

 今年の 「PHP5技術者認定ウィザード」の正式名称と認定人数は以下になります。

・PHP5技術者認定セキュリティ・ウィザード 2012 (3名:序列なし)
・PHP5技術者認定パフォーマンス・ウィザード 2012 (3名:序列なし)
・PHP5技術者認定フレームワーク・ウィザード 2012 (3名:序列なし)
・PHP5技術者認定インターナル・ウィザード 2012 (3名:序列なし)

一人で4部門に申請しても構いません。興味がある方は是非チャレンジしてみてください。私はウィザード受賞者が発表できるセミナーを年末に開催するべく、今から準備を始めます。

それでは、皆さまの申請を心からお待ちしております。

※ウィザードの詳細は以下をご覧ください。

http://www.phpexam.jp/summary/wizard/

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