創業1400年の世界最古の企業「金剛組」にみる企業継続において重要なこと
日本には飛鳥時代に創業した世界最古の企業「金剛組」(創業1400年)があります。
正確に言えば、2006年に一度倒産し、高松組が支援することで、新しい企業の受け皿として「金剛組」を用意し、そこに事業譲渡、従業員転籍を行い、存続をしています。
創業1400年。
この1月1日で2期目を迎える弊社からすると物凄く偉大な会社であり、非常に学ぶべきことが多いと感じています。
弊社はIT業界のマーケティング・コンサルティングとマーケティング業務請負専門の会社です。お陰さまで、お客様に恵まれ、商品取り扱いや取次のお誘いをよく頂くようになりました。これは大変ありがたいのことなのですが、弊社の社訓は以下であり、分相応に事業を継続していきたいと考えています。
<吉政創成株式会社 社訓>
・本業重視
・分相応
・修行励行
そんなことを考えている中、今朝のTVで金剛組が放映されていたので、少し調べてみました。
金剛組は飛鳥時代の578年、四天王寺(現在の大阪府)建立のため聖徳太子によって百済より招かれた3人の宮大工のうちの1人である金剛重光により創業しました。江戸時代に至るまで四天王寺お抱えの宮大工であり、日本三大庭園の偕楽園の好文亭の復元工事、海洋堂の大魔神の社殿、江戸城田安門、大坂城一番櫓などの施工実績があります。
宝島掲載記事に掲載されていた金剛組の社訓をご紹介します。
1.儒教・仏教・神明の三教の考えを、よく考え、心得よ
2.読書・そろばんの稽古をせよ
3。世間の人々と交際しても決して出すぎるな
4.大酒は慎め
5.身分以上の華美な服装はするな
6.人を敬い、穏やかな言葉遣いをせよ。但ししゃべりすぎるな
7.目下の人には深い情けをかけ、穏やかな言葉で召し使え
8.何事も他人と争うな
上記を読むと宮大工が本業であるが故の特別な内容もありますが、私にとっては学べること、確認できたことが多いように思えます。
本業重視、分相応、修行励行。
※励行といっても、実際は夫婦経営の小さな会社ですので、自分で戒めていくイメージです:)
清く、美しく、力強く、生きていきたいと改めて思った次第です。
※金剛組Webサイト
http://www.kongogumi.co.jp/