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QoSストレージとは

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皆様、こんんばんは。吉政創成の吉政でございます。

「QoSストレージ」をご存じでしょか?

恐らく耳覚えの少ない言葉だと思います。

もともと「QoS(Quority of Service)」とは、通信回線の用語であり、通信の品質を確保するために、ルーターやレイヤー3スイッチに実装される技術のひとつとして知られています。

少し前から、ストレージの世界でも使われるようになり、最近ではEMC社や弊社のお客様でもあるコアマイクロシステムズ様などで使用され始めているキーワードでもあります。

そもそも、「ストレージのQoS」とは何かというと、サーバからの処理要求に対して優先順位をつけてストレージ処理を行うことで、効率よく処理し、アプリケーションごとの性能を維持させる機能を指します。

このQoSを実装したストレージをQoSストレージと呼んでいるのですが、何故、このQoSストレージの呼び声が高くなってきたかというと、クラウドや仮想化の技術の普及にその理由があります。

複数のサーバが1台のストレージを共有している場合は、サーバ同士の処理がストレージ内部で干渉し合う事が起こり、高い性能が必要なアプリケーションに対して安定的なパフォーマンスを維持できない場合があります。 そこで、サーバからの処理供給に優先順位をつけてストレージで処理をしましょうというQoSの考え方が出てきています。この、複数のサーバで1台のストレージを使う環境はまさに仮想環境下のストレージの状態であり、QoSという言葉を使用しているかどうかは別にしてその機能が必要になってきたというわけです。

最後にQoSストレージの例として弊社のお客様であるコアマイクロシステムズ様の製品をご紹介します。以下のページから詳細資料のダウンロードもできますので、お気軽にご利用ください。

Super SSD Professional(G3)
Super SSD Enterprise(G3)

Super SSD は、既に高い評価を頂いているRAM SSD(Solid Stor)の容量問題と価格問題を解決すべく開発された先進の大容量RAMCached SSD です。


Super RAID II

クラス最速水準3GB/s のI/O スループットと圧倒的なコスト性能比を実現した次世代ハイエンド4K 映像対応超高速VIDEO RAIDです。特に大容量高速映像ストリームシステムに最適です。


Super CACHE

Super CACHEは、B+TREE検索アルゴリズムによるキャッシュメカニズムを採用することにより、超高速キャッシュヒット判定(1μs)と超大容量キャッシュを同時に実現しました。

上記のクラウド事例については以下に記載がありますので、以下もご覧ください。
http://www.cmsinc.co.jp/news/2010/news2010062901.html

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