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調査会社が12億件のTweetを調査した結果

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皆さん、こんにちは。吉政創成の吉政でございます。

知人から教えていただいた情報で「そうですよね」と思える情報があったので、書いておきます。

カナダのSysomosが先日発表したTwitterに関する調査では、Twitterの情報は非常に揮発性が高いことがわかったそうです。

「わかった」というより「一応調査してみますた」のほうが感覚的には近いですよね。

調査内容は最近2カ月間の12億件のTweetツイートを調査したようです。

結果としては

・返信またはリツイートがあったのはそのうちの29%

・ReTweetの92%は元のメッセージが投稿されてから1時間以内に行われている

確かに、そんな感じですよね。

この調査結果に対して、Sysomosは「コミュニケーション戦略の一環としてTwitterを利用する企業が、長期的な成果を測るのが難しいこと、また、Twitterは、記事やブログなど寿命の長いコンテンツへのリンクが含まれるRSSの代わりにはならないことを示している」(CNETの記事から引用)とコメントを添えているそうです。

私もそう思いますが、「Twitterを利用する企業が、長期的な成果を測るのが難しい」という部分に少し補足します。Tweet自体の効果としては揮発性が高いため、あっという間に消えていきますが、見ている人の記憶に残る部分があるので、連続的にTweetしていくことで、企業の告知力としては長期的に効果を出していくことができると思っています。

それにしてもTwitterのReTweetの機能は改めてすごいと思います。今まで、公の場で引用する時は「引用してもいいですか?」と聞くような文化もあったと思うのですが、TwitterはTwitterの世界の中のコンテンツであれば許可を取らずに引用するのが前提の文化なので、伝達力は非常に高いですよね。

有用なものはシンプルであればあるほど世の中に残っていくと思います。

皆さんは、Twitterは何年くらい残っていくと思いますか?

先日GREEの藤本CTOの講演では、「MySpaceが1億人を超えたと思ったら、FaceBookがあっという間に抜き去った。急激に成長したGREEも後進に抜かれる可能性もある」との話がありましたが、まさにその通りかもしれません。急激に普及したものは急激に衰退する可能性がありますよね。

根拠はないですが、ものすごくシンプルな機能なので、個人的には相当持ちそうな気がしています。

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