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IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

ノアの箱舟が沈んだらどうなるだろう ~IT業界の今後~

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みんなが、安心して乗れそうな大きな船があったとします。

きっと、今住んでいる環境に危険が迫ると、その大きな船に乗りたいと思う人は多いと思います。

大きな船は設備も整っていますし、浮力もあるので、そう簡単には沈まないはずです。

でも、その船が沈んだらどうなるでしょう。

いや、その船は実は簡単に沈むかもしれません。

大きい船だけにかじ取りが難しく、一度沈み始めたら、統制がとれずに、沈みゆくだけの船と化すかもしれません。

もう、規模が大きいだけで安心できる世界は終わったように思えます。

そういえば、第二次世界大戦は戦争の主役が交代した時期だったようです。

大戦前までは大鑑巨砲主義でしたが、大戦後は航空母艦を活用した航空戦が主役になります。

きっとIT業界もそうなると思います。規模が大きい方よいというわけでもなく、小さければよいというわけでもなく、機動力がある会社しか生き残れない世界にくるのだと思います。

それを測る指標がほしいです。

それはある意味でキャッシュフロー計算書なのかもしれませんが、お金だけではなく、+戦略実行力を加えた新しい指標がほしいです。

その指標が新しい株式市場の参考値となれば、日本の上場企業はもっと強くなるような気がします。

もし、読者の方々のなかで良い指標があることを知っている人がいれば、是非教えてください。

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