オルタナティブ・ブログ > 吉政忠志のベンチャービジネス千里眼 >

IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

差分バックアップと重複除外(De-dupe)

»

最近、重複除外でバックアップデータを1/20に縮小できます!というVTL-S/V(58.3万円から)を全国あちこちで説明に回っています。(今日は札幌に来ています)

VTL-S/Vの詳細は:http://www.falconstor.co.jp/news/news_20080522.html

そのVTL-S/Vの説明をする中で、よく「重複除外は差分バックアップとどうちがうのですか?(もしくはこれ、差分バックアップでしょ?)」と質問されます。

差分バックアップは前回に格納したバックアップデータと現状のデータを比較して変更された部分(差分)をバックアップする技術です。

重複除外は、過去にバックアップしたバックアップデータの中からダブっている(重複している)部分を除外し、バックアップデータ量を縮小する技術です。

上記の文面をパッと読むと似たような技術に見えてしまいますが、差分バックアップは前回との違った部分をバックアップする技術に対して、重複除外は過去に格納したバックアップデータと重複している部分を全て除外するため、より長期間保管するデータを縮小することを目的とした場合、縮小率は相応にして重複除外が適しているようです。

さらにこの重複除外はファイル単位での重複を除外するのではなく、バックアップデータをブロック単位に裁断し、ブロックレベルでの重複除外を行うため、その縮小率はファイルレベルの差分バックアップと比較すると、その縮小率は大きいようです。

特に、最近ではコンプライアンスの強化が盛んになり、ログデータなどを3年から5年を保管することが義務つけられています。今以上に重複除外が重要視されていくと考えてます。

弊社の重複除外は目安として1/20にバックアップデータが縮小されると営業トークで話していますが、実際の弊社の事例ですと1/38にデータ量が縮小されています。

これって結構すごくないですか?(思いっきり手前味噌ですね。すみません)

まさに、コンプライアンス時代、グリーンIT時代に最適な技術だと思います。

ぜひ、ご注目ください。

Comment(2)