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ETロボコン関西地区 モデル審査合宿が開催される(9/13-14)

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9/13(土)~14(日)にかけて,ETロボコン関西地区のモデル審査および運営合宿が行われました.
モデル審査は,ETロボコンの醍醐味の一つで,参加チームが提出したモデル(設計書)を審査員が評価し,順位付けを行います.
ただ単に速く走ればいいというわけではなく,分析・設計などの上流工程において如何に保守しやすい,理解しやすいモデルになっているかを確認します.また,そのモデルドキュメントから,実際の走行性能がどの程度のものかが分かるかどうかも確認されます.

P1030506 昨年までは,本選でのみモデル審査を行っていましたが,今回からは各地区大会が予選会から本選扱いにレベルアップしましたので,それぞれで開催されることになります.これまで,私も噂で聞いていたモデル審査の全容が明らかになると,非常楽しみでありました.
とはいうものの,私は実行委員として,モデル審査よりどちらかというと運営担当の身であるため,大会当日の段取りなどを隣で議論しながら,モデル審査の様子をうかがっていました.

合宿と名が付くには訳があって,審査員のみなさんは日頃大変お忙しい方ばかりなので,外部からの割り込みなく,集中して審査する時間を確保するために,宿泊込みで審査を実施します.

1日目15:00.合宿がスタート.
参加したメンバーの自己紹介でアイスブレイクした後,審査の流れを確認し,審査担当全員のブレをなくすためにまずみなさんで一緒に何チームかの評価を実施します.その後,モデル審査および性能審査についてそれぞれ2チームずつにわかれ,モデル審査が本格的にスタート.
今回,関西地区では52チームがエントリし,そのうち49チームがモデルを提出したため,2チームに分けてもそれぞれ25チームくらいを審査することになる.1チームのモデルドキュメントは最大6枚であるため,A3用紙を150枚程度確認する必要があり,非常に先の見えない大変な作業である.
夕食時のビールもほどほどに,審査を一生懸命行っていただき,ちょうど日付が変わろうとした頃,全チームのモデル審査が完了.大変ご苦労な作業である.その後,各チームの評価を点数で集計し,上位11チームが一次審査通過モデルとして選出される.ちょうど時計は2時前になっていた.審査チームの長い1日目はようやく幕を閉じた.
その一方で,私を含めた運営チームの作業はまだまだ先がまったく見えず,みなさんの思考が半分以上停止し,4時にギブアップして1日目を無理矢理終了する.

P10305642日目8:00.朝食時の審査員のみなさんの顔は意外にも元気であった.
9:00から2日目の審査が始まった.1日目に定量的な評価で上位11チームに絞り込んだ後は,定性的に評価しその中から審査員の投票で優秀モデルが選出された.どんな結果になったかは,大会当日のお楽しみということで,ぜひ会場に足をお運びください.
ちなみに,運営チームの2日目は...何も語れることはありません.
このようにして,2日目の正午には無事合宿を終えることができました.遠方から審査合宿に参加いただきました審査員のみなさまありがとうございます.

審査合宿でいろいろ討議された内容は,大会2日目のモデルワークショップでいろいろ聞けるかと思います.ぜひ,モデルワークショップにご参加ください.大会に参加していない方でも,当日の見学はできますので,どしどしお越しください!!

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