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組込み技術者試験(ETEC)

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JASA主催の組込み技術者試験(ETEC)を受験しました。
この試験は、今年の11月から開始されたもので、現在エントリレベルの「組込みソフトウェア技術者試験クラス2」が開催されています。
今後、上位レベルの「クラス1」も予定されています。

この試験を受験して気づいたことをまとめておきましょう。

1.合否判定するものではない
他のベンダー試験のように、何点以上で合格というものではなく、800点満点中あなたは何点でしたというレベルを測定できるものです。TOEICみたいなものですね。
評価は、総合得点だけでなく、出題分野(技術要素、開発技術、管理技術)ごとにA~Cの3段階で区分され、後日証明書にそれらが印字されて郵送されてきます。
試験自体は、他のベンダー試験と同様のCBT方式なので、試験結果はすぐその場でわかります。

2.出題数が結構多い
試験時間は90分となっていますが、試験を開始するとまず数問のアンケートを入力します。その後、本試験がスタートする訳ですが、実質の試験時間は88分となります。
(残り時間が1:28:00からスタートしました。結構珍しかったです。)
で、出題数はというと、120問あります。すべて、四択とはいえ、1問あたり44秒で回答しないと間に合いません。
文書を読むのが遅い私としては、非常に集中しないと厳しいものでした。なんとか、残り2分でひととおり回答ができましたが、再度問題を見直す時間はなく終了したという感じです。

3.出題範囲は広い
JASAのホープページ上で、試験要綱が公開されていますが、出題範囲はほぼ満遍なく出題されます。出題分野として管理技術に属する問題数は少なめではありますが。。。
ただ、組込技術者としての基本的な技術要素を知っているかどうかを診断するにはちょうど適切なレベルだと私は感じました。組込で使われる用語の意味を正しく理解しているかどうかがポイントとなります。

1~3年目くらいまでの組込技術者の方が、日々の業務で得た知識がどの程度向上していくかを定期的に受験し、成長を実感するといった利用方法ができる試験だと思います。ぜひ組込技術者のみなさんも一度自己のレベルを測定してみてはいかがでしょうか。

◆JASA組込みソフトウェア技術者試験:ETEC(Embedded Technology Engineer Certification)
  http://etec.jasa.or.jp/index.html

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