LEGOロボット関西競技大会の開催
LEGO Mindstormsを利用した自律型ライントレースのロボット大会が、9月17日(日)に伊丹市ラスタホール(兵庫県)で開催されました。
この大会は、「LEGOロボット関西競技大会」と呼ばれ、毎年7月に開催されます「ETロボコン(JASA主催)」の参加メンバー15チームが集い、お互いの技術力向上や技術者同士の交流の場として今年初めて開催されました。ETロボコンの参加チームでもある“あまがさきつうしんぶ”さんを中心に、多数のボランティアの方々によって無事開催されました。(運営担当の皆様、ありがとうございます。)
会場は、公共のオープンスペースであったため、大会参加者以外にも子供から年配の方まで通りすがりに観戦されており、アットホームな雰囲気での大会となりました。
もともとのきっかけは、7月の大会では不本意な結果に終わってしまったチームが、11月のチャンピオンシップ大会に出場するチームに雪辱を果たす、別名「負け犬チャンピオンシップ大会」という主旨でもありました。
競技は、コース上にひかれている黒線をたどって2周走破するタイムトライアル形式で、スタート操作を行った後はあらかじめ組み込んだプログラムによって自律的に走行させる必要があります。(詳細は、後日このBlogでも紹介していきたいと思います。)
コース上には、いくつかの難所(坂道、点線近道、Zクランク)が用意されており、難易度の高いZクランクはクリアするとボーナスポイントが与えられます。7月の大会でもZクランクを走破できたチームは少なく、2周ともにクリアできたのは私たちのアクティブウィングチームだけという結果でした。
今回の関西大会でも、Zクランクを2周とも走破できたチームはなく、11月のチャンピオンシップ大会では、各チームともにどれだけ精度をあげてくるかが楽しみなところです。
またZクランク以外のボーナスポイントとして、「ゴール後停止」というものがあります。これは、2周走破した後にゴールゲートから50cm以内に3秒間停止させるというもので、7月の大会ではどのチームも実装していませんでしたが、関西大会では“新伊丹駅前徒歩5分 ”チームが見事に達成されていました。すばらしいアイデアでした。
もう一つ注目したいのが、当日参加できないチームが、あらかじめプログラムを送付して競技に参加する「ゴースト部門」という試みが行われました。組込みの世界では、ハードウェアや環境といった点が大きく左右されるため非常に難しい部分はありましたが、アイデア、試みはとても興味深いものでした。
勝ちにこだわる中にも、難題をいかにクリアするかにチャレンジする熱い技術者魂を感じ取られる一日でした。
ちなみに私たちのアクティブウィングチームは、残念ながら二走ともにリタイア。。。残念。
11月のチャンピオンシップ大会では、さらなる進化を楽しみにしています。(私たちのチームもさらなる進化を実現しなければ・・・)
以下に、健闘をたたえ、上位チームを紹介させていただきます。
【スピード競技部門】
優勝 猪名寺駅前徒歩1分
2位 新伊丹駅前徒歩5分
3位 ヒロシと愉快な仲間達
【ゴースト部門】
優勝 あまつうG
【ベストパフォーマンス賞】
O.R.C