機密流出を賞賛する茂木氏をNHKは「仕事の流儀」で再起用するか?
尖閣ネタに執着している訳ではないのですが、この事象を眺めながらいろいろな事の解説が出来たり、新しい気づきがあったりするもので、ここ数回連続で取り上げているので、そろそろご愛読いただいている読者の方々から、そろそろ別なネタでいかないの?とご指摘いただく前に、もう1回だけ(苦笑)
尖閣ビデオの流出と、その前の船長逮捕と釈放のニュースでいろいろな人が反応して、いろいろな意見を回収不可能なネットの世界に投入してしまった訳ですが、こういった電脳空間が広がる以前には、「誰が」、どんような「思想背景をもって」、どういう「発言」「発表」を行なっているかを知るのは、それなりの社会生活環境をもっている人であれば可能だったかもしれませんが、平成以前の日本の地方都市に生まれ、両親もごく一般的な仕事をする家庭に生まれてた人たちにとって、テレビ、新聞、ラジオ、好きな分野の雑誌などから得る「情報」は知識形成だけでなく、人間形成にも大きな影響を与えていたと言っても過言ではないような気がします。
テレビ番組に司会者として起用、それもNHKのゴールデンタイムともなれば、それなりに視聴者が納得する(出来る?)ような経歴の持ち主である必要があるでしょうし、またメディア側もそれっぽい感じでお膳立てする事もありますから、こういった情報の受け止め方というのはあまり斜めに構えてもいけませんが、あまり信用し過ぎるのも考え物で、こういった場合wikipediaという存在は直接・間接問わず何かしらのヒントを得るためのツールとして大変役に立つオンラインサービスだと思います。ただ、何気ない家族や友人との会話の中でwikipediaの情報を参照しながら白黒はっきりさせないと話が収まらないというのはちと考え物かもしれませんけど…(苦笑)
茂木健一郎さんって、「プロフェッショナル 仕事の流儀」という「仕事」がテーマの番組の司会をしていながら、国民としての納税義務を怠ってしまうという奔放な側面を露呈してくれたのが2009年の今時期だったですかね?
日本の社会で頑張って働いている人にスポットを当てて、社会の規範に従ってみんなこんなに頑張っているだから…って情報を流布するための番組の司会をやりながら、『所得無申告事件』という社会規範無視の行動は、これはもう奔放すぎるでしょって(苦笑)
成り上がりで学歴もない中小企業とかネット企業の社長とかが4億円を「無申告」って事件を起こしたらどんだけ叩かれるかって感じがしますけど、当のNHKとかソニーは特別厳しい処置はしていなくて、「プロフェッショナル 仕事の流儀」で流れた「本人も反省してます…」ってテロップはそれを見ていた自分もかなりの違和感を感じて、たしかブログにもなんか書いていたような気がします…
この不祥事でNHKには相当の数のクレームが届いたという話ですが、事の詳細が報道されている訳でもなく、1年も経てば「プロフェッショナル 仕事の流儀」の特別版の司会とかに復帰するのは何ら問題なくというか、下地は順調に整いつつあったような気がするのですけど、茂木さん今回の尖閣ビデオ流出騒動について、日本の民度が高く、日本の民主主義が健全に働いていることを示す画期的な事件であり、このところ暗いニュースばかり続いていたわが国にとって、寿ぐべき慶事である…ってTwitterでつぶやいてますよね。
流出(1)~(9)までの一連のつぶやきは、それほど過激なモノではないのですけど、その情報に接することが出来るのが政府関係者、公務員という職種の人々って事を考えた場合、この情報漏洩はその職業においての倫理的な側面からやはり手放しで賞賛される事ではないと思われ、こういった方面の仕事の流儀としてはいかがなものか?と(苦笑)
いやいや、こういう形式ばった考え方ではなく、もっと自由に考えるならこの映像流出させた人をゲストで招いて「脳活用法スペシャル」を放映したらそれこそ高視聴率は間違い無し!と考えるべきなのかも…なんてねっとw