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プロトタイプ・MVP止まりと言われるBase44が、逆にひとり社長・起業にはちょうどいいかも?というお話

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Base44というAIアプリ開発プラットフォームを、公式パートナー 認定 Architect として日々開発に取り組んでいます。

世の中のBase44に対する評価を見ると、「プロトタイプを最速で作れるツール」「MVPの検証に最適」という文脈がほとんどです。裏を返すと「本格的なシステム開発には向かない」という評価がセットでついてくる。

たしかにスクラッチ開発と比較すればBase44が出来ることは限定的であることは認めないといけません。

でも最近、ちょっと違う使い方の可能性を感じつつ、確信に変わりつつあることがあるので今日はその事について触れたいと思います。

わたしは27年間会社を経営していて現在61歳になりました。音楽分野もそうですが、ウェブ制作についてもフリーランスからスタート。SOHOを経て、ここ10年ほどはBtoBのWeb制作とマーケティング支援を最小限のスタッフ数で会社組織を運営しています。

そしていまはBase44と出会って、AIツールを利用したアプリ開発、業務課題の解決の支援を業務領域として取り扱うようになりました。

さらに最近では、API接続 / MCPサーバを活用した、AI時代のウェブ制作・運用のコンサルティング、運用フローの提案、長年のデジマケ支援の実績を活かした運用支援も行っています。

その立場からBase44を触っていて思ったのが、「これ、プロダクトのMVP(実用最小限の製品)じゃなくて、経営インフラのMVPを作るツールとして使えるのでは?」ということです。

小さい会社のSaaSコスト、想像以上に重い

少人数で27年会社を経営していると、SaaSの契約がどんどん積み上がっていきます。

わたしの場合、Salesforce、Account Engagement(解約済み)、HubSpot、TeamSpirit、SmartVisca、Slack、Dropbox、MovableTypeクラウド版、Webflow、Studio、Figma、Creative Cloud、Google Workspace、どこどこJP、Base44、ドライブラベラー、DataForSEO、Browserstack、Ahrefsのようなサービスへの支払いが発生していますが、これら以外に請求・会計系のSaaSを利用されている経営者の方も多いかと思います。

Salesforce、Account Engagement(Pardot)、Base44については、身の丈に合わないプランの契約をしていますが、これは業務での提案や開発テストをするためにそれなりの環境が必要になるためです。

ですので、これらは全部自分の会社の経営に必要かというと、そうではない。クライアント対応で必要だったものと、自社運用に必要なものが混在している状態です。

これまでは、この費用構造を経営コストとして受け入れていました。

安いプランは「足りない」とわかってしまう

ここが一人で起業した人、特に組織で働いた経験がある人に共通する悩みだと思います。

SaaSには無料か安価なプランが用意されています。ですが、会社員時代にProfessionalプランやEnterpriseプランを使っていた人であれば、無料や安価なプランの限界もお分かりかと思います。

「スタータープランだとオートメーションが使えないのか」「このプランだとレポートのカスタマイズができないのか」と。

かといって、上位プランを小さい会社で契約すると月額が数万〜数十万円になる。売上規模に対して明らかに過剰です。

結果、「高い金額を払えば出来るのは分かっているけど、うちにとって上位プランは高すぎる」という隙間に落ちてしまい、Office製品で対応するか、我慢して使い続けるかの二択に自分は陥っていました。

Base44を使っていたら「その隙間」を埋められることに気づいた

この記事を書くことを思いついたきっかけは、Base44のエンタープライズ契約をするためにAccount Engagementの月額20数万の契約を解約したことから始まります。

とはいえ、今の時代にMAを利用しないという選択肢はありません。

幸いHubSpotのスタータープランは1万円で利用可能ですがかなり限定的であることも事実です。

他方でBase44はMAを構築できるとしていますが、トラッキング機能が提供される訳ではありません。ただ、HubSpotのスタータープランで提供されていないオートメーション(ワークフロー)の部分を補完することは可能です。

HubSpotのProfessionalプランを契約するとなると月額96,000円からとなり、小さい会社には対費用効果が微妙になってきます。

この「Starterにはない、でもProfessionalは高すぎる」機能を、Base44で自作して補完する。これがいま実際に取り組んでいることのひとつです。

もともとSaaSの費用構造は受け入れていたのですが、Base44を使い込むうちに「あれ、この部分は自分で作れるのでは」という発想が自然に出てくるようになりました。そこからSaaS全体を見直して、リプレイスを検討し始めた。MAについてはすでに実行に移しています。

費用だけじゃない、「合わない」を解消できる

もうひとつ、費用とは別の話があります。

見積発行のSaaSを使っていたのですが、この費用なら許容範囲だなと思えるサービスでも、操作感が自分の業務フローに合わない。UIの設計思想やCXの方向性が、自分の感覚とずれている。

でも費用を考えると、それを使い続けるか、Excelに戻るかしかなかった。

Base44があることで、第三の選択肢が生まれました。「自分の感覚に合うものを、自分で作る」。

これはご自身の業務経験がある人ほど刺さる話だと思います。業務フローの「こうあるべき」が自分の中にある人は、SaaSの設計思想とのズレをストレスとして感じる。そのストレスを、自分仕様のアプリで解消できるのは本当にスッキリする出来事です。

この見積発行システムについても自分が一番使いやすいものを開発中です。

「小さい会社の経営インフラそのものがMVP」という気づき

ここでタイトルに戻ります。

MVPとは「実用最小限の製品」。世の中ではBase44を「プロダクトのMVPを作るツール」として紹介しています。

でも小さい会社に必要な経営インフラって、エンタープライズの最小構成なんですよね。最小限の機能で、最小限のコストで、でも業務は回る状態。これはまさにMVPの定義そのものです。ひとり社長やひとり起業の方ならなおさらだと思います。

CRMのMVP、MAのMVP、見積発行のMVP、タスク管理のMVP。それぞれを自分の業務に合わせてBase44で作り、SaaSの隙間を埋めていく。全部「最小限だけど自分には十分」なものを自分の手で組む。

Base44が「プロトタイプ止まり」と言われる理由は、大規模(複雑な)システムの本番運用には向かないから。でも小さい会社の経営インフラは大規模システムではない。ひとり社長ならなおさら、プロダクトのMVP(実用最小限の製品)がちょうど良いのではないでしょうか?

会社員経験者こそ、Base44が活きる

帝国データバンクの2026年5月の調査によると、新設法人の代表者の平均年齢は48.9歳で過去最高。60歳以上の割合も20.5%で過去最高を更新しています。バブル世代が定年期を迎え、役職定年をきっかけに起業するシニア層も増えていると最近のニュースで見かけました。

このようなビジネスパーソンの方々は、前職でSalesforce、MA、勤怠管理、経費精算、チャットツール、ストレージを使ってきた人たちではないか?と推測します。

そしてこのような方々は「それなりの企業向けの費用感」を体で知っている。

それだけに、ご自身で起業した瞬間に、同じ機能を個人で契約しようとして費用の壁にぶつかるのではないでしょうか?

でも逆に考えると、エンタープライズSaaSを触った経験があるからこそ、「自分に何が必要で何が不要か」を言語化できる。その言語化した要件をBase44に伝えれば、AIが作ってくれます。

Base44で何が出来るか?で探すと、最初に目にするのは「タスク管理」「CRM」「在庫管理」といった分野のものが多いと思うのですが、本当に価値があるのは、Base44のCMが表しているように、自分の業務で実際に使うために、自分の要件で作ったアプリではないでしょうか?

ちなみにわたしがこちらのnoteで紹介しているBase44で作成したアプリは、XD校正ツール、カタログまとめてDLアプリ、SEOダッシュボード、自然言語で更新可能な自社ウェブサイトなど、全部「自分が不便だったから作った」ものです。

経営のすべてに入り込む可能性

小さい会社の経営機能を整理してみると、マーケティング、営業、制作、管理、経理。そのすべてにSaaSが入り込んでいて、そのすべてにBase44が介入できる余地があることに驚きます。

コストダウンの方向もあれば、むしろコストアップしてでも自分用にカスタムした経営環境を手に入れるという選択肢もあります。

全部をBase44に置き換える必要はもちろんありません。ですが、SaaSごとに「残す・補完する・置き換える」の判断は、ひとり社長やひとり起業をされる方には、やってみて損になる話ではないと考えます。


少し長くなりましたが、ずっとモヤモヤしていたことを書いてみました。

Base44は「プロトタイプ向け」「MVP向け」と評価されがちですが、小さい組織、とりわけひとり社長の経営インフラとして見ると、その「制約」がちょうどいい場面がかなりあるように感じています。

Base44を試してみたい方はこちらからどうぞ。以下は紹介リンクです。このリンクから登録していただたくと、30ボーナスクレジットが付与されます。(最初のアプリを公開してメッセージを送信するとわたしにもクレジットが付与されますが現金価値はありません)▶ Base44:(リファラルリンク)

すでにBase44を使っていて、活用方法を相談したい方はお気軽にどうぞ。公式パートナー アーキテクトがご相談に対応させていただきます。 ▶ お問い合わせ

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