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事業グローバル化における戦略と人はどうあるべきか? そのヒントとなるべき考察と事例集

【ITmedia エグゼクティブ】”加速するグローバル人材戦略”(全10回)の連載開始

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 世界はもはや丸くなく、平ら(フラット)である。正確にいえば、世界は物理的に平ら(フラット)ではなく、検索サービスやネット技術の発展により、ヒト、モノ、金、そして情報が国を超え世界規模で、同時に飛び交う世界の比喩(ひゆ)的表現である。

 『フラット化する世界』の著者、トーマス・フリードマン氏は法人から個人へ、先進欧米国から新興国へ競争機会が移りつつあることを、世界の競技場 がフラットになる、という単純な言葉で定義した。世界がフラット化しつつある現実の中では、先進国や新興国、大企業や中小企業問わず、誰もがグローバル競 争の競技者である。

 フラットな世界において、企業はグローバル市場への対応を強いられる。経営の父と呼ばれたピーター・ドラッカー氏が述べるように、経営とは科学で はなく実践であり、戦略よりも人である。大手日本企業を見ると、グローバル経営を実践するため、グローバル人材を育成し配置していくことが経営課題となっ ている。それは自社のグローバル人材像を構想し、キャリアパスに海外勤務を組み入れ、幹部候補生を育成していくことにほかならない。世界フラット化時代の 経営とは、人的資本が将来の企業成長を左右する。

 

当連載では、・・・・・・・・(続きはこちら)

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