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ベンチャー企業の成長について、現場で思うこと

亀田大毅(18歳)と石川遼(16歳)

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亀田大毅さんの試合に関して、バッシングが激しく続いています。反則行為に関しては問題だと思いますが、1RKOというわけでもなく、判定に持ち込んだスタミナ・精神力は、それはそれで評価できる部分もあると思いました。18歳という年齢から考えても、将来有望だと思います。チャンピオンの内藤さん(33歳)の18歳当時と比べて考えれば、将来性については明白なことだと思います。

対戦前は、史上最年少の世界チャンピオン誕生か、と騒がれた訳ですから、敗れても恥じるところは全くないと思います。確かに、以前は実力がよく分からない選手に対し圧倒的な勝利を収め、派手なパフォーマンスで視聴率を獲得したのも事実ですが、そういうお膳立ては本人の意思とは関係のないところで行われたことでしょう。現在行われているバッシングの少なくとも一部は、煽られた反動でのガッカリ感を埋め合わせるものとして、亀田一家の悪材料を論っているものと思われます。いづれにしても、前途有望な日本の若者を温かい目で見守りたい、と思います。もし何か責められるべきとすれば、過剰な期待感を煽ったメディアや彼をマネジしているジムやプロダクションだと思います。

他方、ハニカミ王子こと、石川遼さんは、日本オープンで一打及ばず予選落ちでしたが、過去日本オープン4回優勝(歴代3位)の中島プロや昨年賞金ランキング2位の谷原プロと同じ組で回ったなかでの健闘を称えられています。亀田大毅さんとの違いは、単なるプロとアマとの違いというよりは、競技が背負う曖昧さによっている感じがします。

相撲やプロレスやボクシングは、意思を持つ人間との対戦なので、八百長を初めとして、いろんな憶測が可能です。それに対して、ゴルフ(ストロークプレー)は、ゴルフコースやパーとの戦いとも言われ、モノとの対戦である分、曖昧な部分がより少ないかなと思います。流言の量は曖昧さに依存するので、1対1のガチンコ勝負であるボクシングは、いろいろと話題にしやすい、ということだと思います。ちなみに、野球やサッカーなどチームプレーは、プレーしている個人がバッシングされるよりは、指揮官である人がバッシングされやすい、という感じがしています。

当然のことながら、インタビューの受け答えや外見などもヒール化するかどうかに大きな影響を与えるとは思います。

亀田家の次男を批判してもしょうがない気がする。
(追記)
JBCの処分が決定したようです。
亀田大毅にライセンス停止1年間 JBCが処分決定

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