やる気がどうしても出ないときに試してみたらと思うこと
少し前のことですが、いつものように朝身支度をして、仕事に向かって外に出た瞬間に、スイッチがぷっつり切れたみたいに、モチベーションがまったくなくなって、、、その日は一日中やる気なしモードで、仕事をだらだらと流しそうになりました。汗
昼前になって、このまま夕方までこんなモードではいけない、一度こんな体験してしまったら、また再発する、頻度も増えるかも知れない。
「何やってんだろ俺」
いろいろ試してみましたが、いわゆる気分転換になったこと、そんな気分でもやることはやるんだと無理やり自分を奮い立たせたこと、いっそしばらくの間目を閉じて「無の境地」を目指してみたこと、、終わってみたら良い経験にもなりました。
そういえば今月1つもエントリしてなかった。忙しかったもんなあ。創業以来どころか30年のコンサルタント人生でも最も忙しい最近だった。というわけで今日はその「モチベーション・リフレッシュ」に試してみたことを紹介します。
【気分転換編】
>交通手段やルートを変える
いつもと違う電車やルートを試してみます。乗車位置も変えてみても効果あるかも。
普段と違う光景が目にできて、或る程度は気分転換になります。
あとは、1駅だけ早く降りて歩くのも経験的には効果あります(ただ最近は猛暑だからなあ・・・)
もっとも、これらは時間に余裕がないとできないことではあります。ただし、ここでいうような気分のときは、きっと猛烈に忙しい日ではないようです。本当に忙しいと自分の士気を気にする余裕もないからです(それが健康的とは言ってませんが)。いくらか行動予定に余裕があるときに「ポッカリ穴があく」のです。
なおタクシーは、基本的には孤独な世界での移動なのでおすすめしないですが、普段乗らない人に限っては、近距離でいいから乗ってみるのは一定効果があると思います。
>いつもと違うものを飲食する
個人的には、レモンや梅等、酸っぱいものをできるだけ食べるようにしています。最近は暑いので塩分補給をちゃんとすること、糖分は控えること、そして酸っぱいものです。
また、いつも好きなものに偏食している人は、普段と違うものを食べてみるといいと思います。高価なものである必要はありません。むしろ普段通りのリーズナブルな範囲で、が良いと思います。
肉が野菜がとか、ジャンルはあまり気にしなくていいと思います。普段と違うものならOKかと。
>荷物を限りなく減らす
私の場合、やたら書類とか荷物をたくさんカバンに詰め込んでしまい、重くて大きなカバンを格闘しています(笑)。
なので、実際この日は最初のクライアント先に自分の荷物を収納するスペースがあったので、PCと充電コードとお守り以外を全て収納してカバンをめっちゃ軽くしました。いつもより身軽で、気分がすっきりします。
荷物が多いということは、仕事の進め方にそれだけたくさんの選択肢がある状態ということです。だめというわけではなくて、ここで言ってる気分のときは、それが邪魔だということです。
人によってはPCすら不要にして、手ぶらでどこまで仕事できるか試してみてもいいでしょう。どうせそういう気分の日、その一日の進捗が芳しくなくっても、翌日にリカバリーしたらそこから猛烈にキャッチアップすればいいのです。一番まずいのはその日の仕事を「放棄」することです。
【無理やり奮い立たせる編】
>普段会話しない人へ無理やり用事を編み出し、コミュニケーションする
その日本来は用事のない人の中で、その人に連絡してコミュニケーションすると、昔に体験した「楽しかった」「つらかったけどためになった」こととかが思い出せて、気持ちが戻っていくことがあります。自分を気持ちよくさせるネタを持っている人をみつけて、その人を会話するのがよいでしょう。
場合によっては、メールでもいいし、過去のメール履歴や成果物とかで、それを眺めることで同様の効果が得られることもあります。
自分の力だけでは奮い立たせることが難しそうなら、他人の力を借りるのです。
>こんな状態でも「これだけはやるんだ」ってことだけ、TODOリスト化する
とはいえ仕事人である以上、「これだけは最低やろうよ」ってTODOはリスト化しましょう。むしろそれ以外はこの日のリストには書かないようにしましょう。それが終わったらこの日の仕事はおしまい。リフレッシュに努めましょう。この「最低限の仕事」が無事終われたら、士気が結構リカバリーしてきている実感が持てることも多いです。要は、やることを最小限化し、「無理に詰め込まない」のです。
なお、1つのTODOが平均どのくらい時間かかるかにはよりますが、目安でいうと10行(10TODO)くらいに収めましょう。20も30もリストしてしまったら意味がありません。10の次は10個が終わってから、士気が戻ってきていたらあらためて考えましょう。
>自分の成功体験をできるだけ思い出して気分を持ち上げる
前述したメール履歴や成果物もそうですが、こういう気分のときだけは、ノスタルジーに浸るのは問題ないです。むしろ効果的だと思います。大げさに言えばこういう日だけは「現実逃避」していいんです。さっきも書きましたが「仕事放棄をしない」ことだけが重要なのです。
誰でもそうじゃないかと思うのですが、成功体験の裏にはその数倍以上の失敗体験があるはずです。その重なり合いや繰り返し、到来順序等の因果関係によって、ここで言っているようなブルーな気分になることは誰しもたまには起きることです。その時だけは、自分の気持ちよかった体験を思い出すことは重要です。
「俺、まだまだやれるゾ!」って思い直せることが重要なんです。家族とか大事な人のためでも、社員や部下のためでも、地位や名声のためでもなく、「自分はこの仕事をやるって決めたんだ」って気持ちを思い出すことが重要です。結論が「やるしかないじゃん」「他にできることないし」「やんないとお金もらえないし」とか、どういう理由付けになっても、私は問題ないと思います。「やる気」が戻ることがとにかく大事なんです。
【無の境地編】
>5~10分だけ昼寝する
どうせスイッチOFFなんだから、少しだけそのまま「ブラックアウト」してもよいと思います。場所がないとできないことですが、環境が許せば10分くらい昼寝してみてもいいでしょう。ちなみにこれをやって1時間とかぐっすり眠ってしまったら、精神的の前に体力的な疲労蓄積を疑ったがいいかも知れません。そのときはここに書いた別の気分転換法で、体力回復を優先しましょう。
「目を閉じる」のは、長時間でなければ、経験的には一定の効果があります。考え事でもいいと思います。
>パソコンを1時間閉じた状態で、「それでもできる仕事」を考え抜く
荷物を軽くする件の応用で、PC仕事の多い人は、いっそPCを1時間シャットダウンしてしまい、その中でもできる仕事を思考するのも効果があるかもしれません。TODOリストの時間に使ってもよいでしょう。
「普段と違う行動」が結構効果につながります。
調子が出ない日はどうせPC開いてても大して生産性はあがりません。強いて気になるとしたらメールですけれど、1時間くらいダメージなんてありません。一度試してみてください。
>(番外編?)パチンコとか普段やらないことに挑戦する
私が以前、体調不良を理由にモチベーションをなくしたときには、医者の勧めで、「普段やらないこと」をやれと言われました。そこで、「パチンコとかどうですか?」「えー、医者がパチンコ勧めるの?!」(笑)
まあ、その体験は、気分転換というより無の境地、なんせルールがわかんない。でもビギナーズラックというやつで、勝ったり負けたりで、結局1週間行って収支トントンでした(笑)。
パチンコを勧めるわけではなく、このくらい「普段思いつかないことに挑戦」するということです。健康的な例なら、ジムに通うとか。もっとも朝仕事に出てから士気のなさに気づいた場合はその日は無理でしょうけれど、翌日に持ち越しそうならこういうスケジュール調整もありかもしれません。。
ちなみに私がその他挑戦したことの一覧です。
・山手線で外回りと内回りを各一周した
・朝から夜までインターネットカフェで過ごしてみた(注:これはもう二度はやらないと思います。笑)
・ジム通い(これは過去エントリにも少し書きましたが、すでに1年半継続しています)
・病院や役所みたいなたくさんの民衆が集う場所をいくつか回ってみた
・平日の昼間に映画を鑑賞(これは少し昼休みを長く調整できる方なら結構効果ありです)
・・・こんなの、誰かの参考になるんだろうか(苦笑)。
まあ、でも、一人でも少しでも参考になったら本当に幸いです。。