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IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

移動時間は勤務時間ではあるけれど稼働時間ではないんですよね。

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就業時間帯に移動する移動時間は当業界では「In Transit」といいます。

 

 

 

勤務時間には違いありません。仕事に関係する移動時間ですから。

 

 

 

ですが、稼働時間かというと、そうではありません。当業界の場合、移動時間は(通常)稼働実績として請求することはできません。請負だと稼働時間自体がクライアント請求に表面上は影響ないですが、社内の会計処理上は「Chargeable」ではない勤務時間として計上します。

 

 

 

起業してから、この「In Transit」が無駄な時間に思えてしょうがない。

 

 

 

電車でもタクシーでも、PCをいじったり携帯でメールや電話で連絡とったりと、少しでも無駄にならないよう工夫はしますが、やはり胸張って稼働時間と言えるほど効率的には使えない。まあ、無駄だと思うからこそ、まるまる無駄にならないよう、毎回努力はするわけですが・・・

 

 

 

周囲にも煩雑に「移動時間」を計上する人がたくさんいます。意外と作業者というより管理者的、リーダー的な立場のキーパーソンが多い。なのでもったいないなあとついつい思っちゃいます。

 

 

 

もちろんそういう人たちも「もったいない」と思ってはいるわけで、お互いでどうやってこれを減らそうか苦悩しているわけです。単にお給与をもらう立場だけで考えれば、立派な勤務時間なわけですが、管理する立場、経営する立場だと、「もったいない」時間になるわけです。

 

 

 

移動時間に無理してなんとか仕事をできるだけやるという義務はないと思います。気持ちの問題として、無駄と思う人が自発的に何か工夫して仕事に貢献できそうな事をやってくれるように、結局は管理者側、経営者側が、そういう環境、雰囲気に現場を作っていくことが大事だと思います。

 

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