日本ぱちんこ昔話
先に言っておきます。週末ネタです。。。^^;
最近、カジノのコンサルティングを手掛けるようになりました。
セキュリティ上の問題で場所やホテルの名前はもちろん明かせませんが、何件かやっており実績が積み上がっているところです。
そういう仕事を知っていると、やっぱり・・・実際そのホテルでカジノに没頭しているゲストの人達がついつい滑稽にみえてしまう。一応裏の仕組みを大体知っているわけでして・・・
ふと思い出したんだけど、そういえば若いころはパチンコにはまっていましたなあ。今ふりかえれば不思議なもんで、パチンコにしても競馬にしても、なんか金に困っている頃ほど執拗にハマってました(笑)。お金ないのに・・・まさに狙え一攫千金(苦笑)。
どうしてあんな粗利7割のギャンブルにわざわざ通ってしまうんだろう。
そんな僕も、もう何年もやってない。
えーっと、何でやめちゃったんだっけ?
ある夜、仕事が珍しく早く終わったあと、パチンコ屋へ。当時はいわゆる一発台が厳しく規制されていたっけな、だからフィーバー機と羽モノに2分され、私はもっぱら堅実派(笑)、いつも羽モノ。
結構前から目をつけていたよく出る台がたまたま空いてて、座ったら、やっぱり夕方からでもまあまあ出てくれて。とりあえず負けないことは確定。やめどきを考えつつも、でもやっぱり勝ちたいんで真剣勝負、継続中・・・
隣に、500円玉を何枚か握り締めて、おばあちゃんが現れた。
座ると、それはもう楽しそうに、500円玉で貸玉機から玉を借りて、パチンコを楽しみ始めた・・・ところが、その台はダメそう。そもそも羽が開かない。釘が悪いな、これじゃあ出るわけないだろう。
でも、おばあちゃんは、それはもう、本当に楽しみで楽しみで来たんだろうなあ。満面の笑顔でパチンコをやっている。500円分なくなった!とっても悲しそう。でも、次の500円玉を手にとって、また玉を借りて・・・でもやっぱり出ない。
3枚目の500円玉をおばあちゃんが手に取った頃、嗜好はすっかり消え去り、「良かったら、この台の方が出そうだから、どうぞ。もう帰るんで」おばあちゃんに台を譲っている自分がいた。
おばあちゃんはちょっとびっくりしていたけど、にこっと笑って、台を代わり、また楽しそうにやり始めた。
あんな楽しそうに・・・自分にはできない。。。
もうこの手の娯楽はやめてしまおう。景品にかえてついでにまたその台に来たら、どうやら1回はV入賞したようで、おばあちゃんのドル箱にいくらか玉が溜まり始めていた。良かった良かった♪
いまや、1万円使うのに30分要らないくらい。500円の楽しみなんてどっかに飛んでってしまってる。
そんな業界で遊ぶ気はもうない。でもその頃の自分みたいに、今ハマっている人達は大勢いる。
それはそれでいい。そのうち飽きて、目が覚めてやらなくなるだけ。時々はまり過ぎて悲しい事件がおきたりするが、それがなくなってくれさえすればいいや。
そんな昔話、今日なぜか思い出した。なんでかな。
ま、でもだからといって「よーし、今週末は久しぶりに行ってみるかあ!」ってなるわけでもないけどね(爆)
おしまい