最近の若い人材はマルチタスクがヘタクソですね。
最近とても個人的に痛感しているが、
最近の若い人材はマルチタスクがヘタクソです。
もちろん能力を全否定するつもりもない。でも、1つのことを完璧にできる、誰よりも優れているという志の割には、「掛け持ち」が非常に下手だ。
掛け持ちがそもそも必要ない世界で仕事していけるんだったらそれでいいだろう。
でも例えば当職業界だといつかはマルチアカウント(クライアント)、マルチプロジェクトな立場になるのだ。まあプロジェクトかどうかわかんないけど、とにかく複数の取組みを並行管理するようになるわけだ。
自己評価がどうあれ、他人から優秀と言われる人には仕事はどんどん集中する。頼られるから下手をすると溜まっていく。だから並行処理が上手にできなければならない。優秀といわれる人はみんな忙しいのだ。
(まあ、若い頃に上司・先輩から「いやあ優秀だからキミには仕事がいっぱい降って来るんだよ。いいねえすごいねえ♪」と煽られ鵜呑みにした経験の影響は否定できません^^;)
なのに、準備、すなわち鍛錬がまったくできてないし、当然やれると思って豪語する割にとてもその域には・・という人もいる。
マルチタスクというのは、本来とても難しい。
フルタイムを2等分したらハーフタイムと思う人がいたら、それは間違っている。
1つのことを120%できる人が50%×2件になったとたん合計が100%未満になることはよくあることだ。
ましてや、
それ以上多くにマルチタスク化したら、もっと大変だ。経験前にみんなにはそれはわかってもらえていないが経験者として、ここは強く言っておきたい。
なお、キーワードレベルの解説で恐縮だが、いくつかコツがある。
優先順位のつけ方: 深く考えない。むしろひらめき順やエントリ順にガンガン片っ端から処理していこう。
タスクの刻み方: 進捗が刻めるものは30分~15分単位に達成感を味わおう。刻めないものは1~2時間(MAX)集中すると決めたら他のことは一切遮断して全身全霊、邁進しよう。
仲間を信じる: 目的は考える時間を短くすること。考える作業が一番予実がぶれる。人にできることは徹底的にお願いして仲間を信じて作業を進める。感謝の心と報連相技術の向上があればきっとできるはず。
最初から最大限再利用する前提で進める: 限られた考える時間の中で再利用の可能性をよく考え、共通化や過去アセットの流用を突き詰めておく。「コピペ」で済むことは徹底的に活用する。
楽しんで作業すること: 辛いとかネガティブなことを考えず、むしろ苦しんでいる自分を自虐的に楽しもう(笑)。どうあがいても超忙しい状況から脱却できないんだったら、むしろ精神的には「精一杯やってもだめだったらしょうがない」くらい気楽に、ただ手は抜かない緩めないってことで・・・
心がけは簡単にできる。まずはそこからマルチタスクになれてほしいものです。