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IT、特にコンサルに携わる方々を癒すメッセージを、ついでに趣味のダーツ話も交えて・・

子供に罪はない。。。

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ずっと・・・ずっと悩んで、どうしようか迷っていたんだけど、やっぱりどうしても一言メッセージしたくてエントリします。(ちょっと慎重に語りたいので深夜投稿にさせてもらいました。)

 

 

みなさんもきっと御存じの「大阪2児放置死」事件。

個人的には、久しぶりに最低といえる事件をみてしまいました。

・・・こんな人間が「親」扱いで報道されていることだけでも、憤りを覚えてしょうがありません。

出来が悪いとか、ましてや自分にとって面倒だなんて、最低の最低な話で。

 

マスコミが宣伝用の「キレイな犯罪者肖像」を引用するのがムカつきます。

 

ホストクラブにハマったとか風俗で働いたとか、そういうところをやたらクローズアップすると、世の中で相当に事情あってそういう世界で働いている人、高いストレスのはけ口を求めてそういうところで遊ぶ人を否定することからも、ウケ狙いで報道ストーリーを組むのはやめてもらいたい。

確かに、こんなバカ親は浮世離れしたそういう世界にしゃぶりつくされても文句は言えない。ただ、子供は救われてほしかった・・・

 

まず、間違いなく、

 

子供に罪はないのです。

 

子供には、私たちオトナになってしまった存在からは創造もつかないくらいに、まだまだ広くて柔軟で多様な未来が待っています。

 

自分だって、虐待の入り口みたいなことなら、結構やってる気がします。

わがままを言ったり変な口答えしたときに怒鳴ったりピシャっと叩いたり。風呂場でフザケの度が過ぎると湯船に無理やり放り込んだりシャワー全開で顔にお湯をかけたり・・・時々我に返って思います。(あー、これがエスカレートして虐待になるんだろうなあ)と。

 

子供は叱られているときと怒られているときの区別もつかない、善し悪しがわからない時も多いと思いますから、いずれのSCENEにおいても、本当に悲しそうな、悔しそうな顔色、表情をします。

親の務めは、子供に全力で愛情を注ぎ、間違ったときには叱るけれど、良いことをしたら最高に褒めてあげること。そして子供にとっての外的脅威から守ってあげること。

 

昨今、我々は「親として必要な教育」を受ける必要性が高まったのだなと痛感しています。

 

「親」を名乗るなら「子供」に精いっぱいの愛情を注がなければ。

「子供」として扱うのなら、いろんな物事から守ってあげなければ。

そして、「子供」がのち立派な「大人」であり「親」になってもらえるような厳しい教育に努めなければ。

 

だから、他人に向かって「親」「子供」という言葉を使うなら、それにふさわしい姿勢であってほしいなと。特に、報道においては、「子供」を放置死させた容疑者を「親」呼ばわりする意味がわからない。

 

 

二度とこのような悲しい事件が起きないことを願います。

容疑者の友人達には罪はないけれど、彼ら彼女らもきっと今悲しい思いをしていることでしょう。

 

「親」の資格を失った容疑者が適正に裁かれ、そして報道等の活動を通じて、二度とこのような事件が再発しないための、それぞれの「親」達への啓発や注意喚起がなされていくことを切に願う次第です。

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