オルタナティブ・ブログ > The Grouchy Bug >

米国東海岸発、とあるソフトウェア開発者のよもやま話

ノーマンロックウェルが描いたある絵の謎

»

前回は、エリックカールの話をしましたが、ついでにもうひとつ脱線して、また絵の話です。

Museum of Fine Arts(ボストン美術館)をはじめ、マサチューセッツ州にはいろんな美術館がありますが、私のオススメは、ノーマンロックウェル美術館です。(ボストンから車で西に2時間強といったところでしょうか。)

Norman Rockwell Museum

ところで、ロックウェルの作品の中に、Breaking Home Tiesという絵があります。2003年にこの絵がノーマンロックウェル美術館で25年ぶりに一般公開になったとき、人々はその絵が、雑誌The Saturday Evening Postの1954年に発売された号の表紙の絵とすこし違うことに気がついたのです。ノーマンロックウェル美術館は、その違いは、その絵がリストアされたからだと主張していました。結局なぜ絵に違いがあるかは謎になったまま、2005年その絵を買った人は他界してしまいます。ところが、2006年その子供たちが、家の隠された2重になっていた壁を見つけ出し、なんと、その中から本物のBreaking Home Tiesがでてきたそうです。ということで、現在では、ノーマンロックウェル美術館には、本物とレプリカの2つの絵を見ることができます。

Breaking Home Tiesの詳細はサザビーズのページに詳しく載っています。

ノーマンロックウェル美術館では、現在、"Norman Rockwell: Behind the Camera"という展示もやっているようです。このページには絵の元になった写真とノーマンロックウェルの作品とが並べられた物が見ることができるようです。この展示もおもしろそうですね。

ノーマンロックウェル美術館の敷地にはロックウェルのスタジオとして使われた家があります。中の部屋にはキャンバスの台と、側にはソファがあります。なんでもロックウェルは、寝るのも忘れて絵を書き続けて、眠くなるとそのソファで睡眠をとっていたそうです。こんなおだやかな絵を描く人なのに、絵に対してとても情熱的だったのは意外でした。

Comment(2)