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ビデオ自分史のすすめ

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昨日は、一般社団法人自分史活用推進協議会の主催で、
「ビデオ自分史をつくろう」というテーマのセミナーを開催しました。

毎年「東京ビデオフェスティバル」を開催している
NPO「市民がつくるTVF」の理事・事務局長の牛頭進さんに
ゲストとして来ていただいて、
「東京ビデオフェスティバル」に入賞した、
4本の自分史ビデオを見せていただきました。

1991年の大賞を受賞した、定年退職した新聞記者の方が
自分の人生を振り返った「破れ表紙の人生アルバム」。

息子さんが、70歳になり病をかかえながらも
明るく生きる母親の日常を3分にまとめた「栄子70歳」。

修理工場を経営してきた父親と、
経営をバトンタッチされた息子の家族史を描いた
「長妻工場裏側」。

2009年の大賞受賞作で、80歳の女性が、
要介護度4の夫を老老介護する日常が
ユーモラスに描かれた「共に行く道」。

この4本を見せてもらいましたが、どれも作者の思いがこもっていて、
ナレーションも作者か被写体の方が担当していて、
素人ながらユーモラスでほのぼのした味わいがあってよかったです。

やはりビデオだと、文章では伝えにくい、声のトーンや表情などの
人物のキャラクターや空気感が伝わるのでいいですね。

「長妻工場裏側」は、
現在YouTubeでも動画を見ることができます。

牛頭さんは、普通父親と息子の男同士だと、なかなか話しにくいけど、
ビデオが仲介になることで、いいコミュニケーションがとれているという
話をされていました。

ビデオに限らず、自分史づくりには、
家族間のコミュニケーションをよくするメリットがあります。
たとえば、自分の自分史をつくるときにも、
自分の小さいころのことは自分ではよく覚えていないので
自分史づくりを口実に、当時の話を聞いたり、
父母の若いころの話を聞いたりすることで、
より家族のコミュニケーションが深まります。

また子供が父母の自分史をつくってあげることも
同様に家族間のコミュニケーションをよくします。

自分史は、文章、ビデオ、写真中心のアルバムなど
いろいろな表現形式があります。
自分の好きな形式で、ぜひ自分史をつくってみることをおすすめします。

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