祭りが始まる予感 オープンソースポータルCMS「ZOMEKI」
国産オープンソースポータルCMS「ZOMEKI」の勉強会に参加しました。
ZOMEKIは自治体向けオープンソースCMS「Joruri」から派生したCMSです。オープンソースのCMSが数多くある中で、ポータルサイト向けに特化しています。
開発は東京の三鷹にあるサイトブリッジ株式会社が中心になっています。Joruriの開発元である徳島県の株式会社アイ・ディ・エスとサイトブリッジ株式会社は、どちらも貴田秀資社長の会社です。貴田社長によりますと、ZOMEKI(ぞめき)の名前の由来は、『お祭りの前のざわめき、街を包む高揚感を阿波踊りの本番、徳島では「ぞめき」と呼びます。あの独特の熱気に包まれる阿波踊りの夜のようなプロダクト/開発グループにしたいという思いから、ZOMEKIと名付けました。』なのだそうです。
ZOMEKIの開発は塩尻市地域ポータルの構築から始まりました。ベースになったJoruriは1つの管理者グループが複数のサイトを管理する仕組みになっています。これでは同一システム上にある隣のサイトを見たり変更したりができてしまい、地域ポータル用途では不都合です。ZOMEKIはマルチテナント対応になっていて、1つのZOMEKI上で複数の管理者グループが互いに独立したサイトを管理できるようになっています。商店や小規模な会社のホームページを1つのZOMEKI上で運用して、それをつないでいくことで分散型の地域ポータルサイト連携を目指しています。
また、Joruriがアイ・ディ・エス社内でクローズに開発されているのに対して、ZOMEKIは一般的なオープンソースと同じく広く開発者に参加してもらう方針とのことです。将来はユーザ側の担当者にコミュニティに参加してもらうことも考えています。
徳島の阿波踊りは「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」だとか。ZOMEKI祭りは始まったばかりです。いっしょに踊ってみてはいかがでしょうか。
昨日の勉強会の模様はUstreamで公開されています。
http://www.ustream.tv/recorded/24882645 第1回ZOMEKI勉強会
ZOMEKI公式サイト
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