Joruri CMSのポータル版がOSC Tokyo/Springで発表されました
Joruri CMSは自治体向けのオープンソースCMSとして2010年3月にGPL v3ライセンスで公開されました。この2年で急速に各地の自治体を中心に普及しつつあります。そのJoruri CMSをポータルサイト向けにフォークしたバージョンが、OSC Tokyoで発表されました。
ポータル版(通称:三鷹版)は、RailsやRubyの最新版に追従し、技術の先端を追うバージョンの位置づけです。開発体制はよりオープンになり、この夏にGitHubでソースを公開する予定です。開発元であるサイトブリッジの貴田社長は、「いろいろな人に開発に入って来て欲しい」と言っています。Joruri CMSはIIJのクラウドIIJ GIOの上で大槌町の公式サイトに採用された事例が話題になっています。このサイトはポータル版をベースにしていて、ポータル版の最初の事例になりました。
ポータル版がこれまでのJoruri CMSと異なる点は、マルチテナントになっていることです。1つのJoruriシステムで複数のサイトを運用すると同時に各サイトのユーザ管理は互いに分離されています。また、複数のテナントサイトの情報を1つに集めて表示するポータル機能が特長です。この特長を生かして、ある市の議会サイトを計画中だそうです。
ポータル機能が追加されて、今年のJoruriはますます目が離せなくなりそうです。Joruriのユーザコミュニティー「じょうるり陣」が、定期的に勉強会を開催しています。Joruriに興味を持ったら勉強会に参加するとよいでしょう。
株式会社コミュニティコムのKunitoshiHoshinoさんが撮影したOSC Tokyo/SpringのJoruri CMS関連のセミナー映像が公開されています。
アイ・ディ・エス/サイトブリッジ 貴田社長のプレゼンテーション
http://www.youtube.com/watch?v=3N_lR-pvlYI
あなたの街のお祭りサイト・JoruriCMSでスピード構築(1/2)
http://www.youtube.com/watch?v=qGyIpHxptkg
あなたの街のお祭りサイト・JoruriCMSでスピード構築(2/2)
http://www.youtube.com/watch?v=u8B-YDCf60I