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早起きは三文の得【田園都市線】

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神奈川県の中央林間と東京都の渋谷を結ぶ東急電鉄田園都市線は、渋谷から東京地下鉄半蔵門線と東武伊勢崎線に乗り入れて、南栗橋まで1本になっています。このため激しい混雑とダイヤ遅れが多いことで有名です。どこかでトラブルが起きると、ダイヤは大混乱になります。

このほど東急電鉄が「東急田園都市線 早起き応援キャンペーン」を始めました。東急電鉄の路線の中で田園都市線限定です。混雑分散が狙いです。

これはあらかじめ自分のPASMOをメンバー登録しておき、期間中に始発時刻から早起き設定時刻までの間に田園都市線の改札を通ると、携帯電話にメールでクーポンが配信されるというものです。飲食店、フィットネスクラブ、レンタルビデオ店、カフェなど9社がスポンサーとして参加しています。

配信されたクーポンが当日限り有効であること、9社から提供されるサービスが早起きキャンペーン以外でも入手可能なことが、少々魅力を損ねますが、混雑対策としておもしろい取り組みと思います。

このようなキャンペーンは、PASMOによって乗車券がIT化されたからですね。他にも新しい発想が出てきそうです。

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