2019年11月7日の夜、中国一の大富豪で アリババ社(阿里巴巴集団) の創業者、前会長のジャック・マー(馬雲)氏がウクライナのハルキウ市を訪問中という電撃的ニュースが入ってきました。翌日の11月8日にウクライナの首都キエフで行われたキエフ国際経済フォーラムに出席するための訪問でした。ジャック・マー氏はフォーラムでウクライナのポテンシャルを評価すると熱のこもったスピーチをした後、ゼレンスキー大統領(上図)とも面会し、ウクライナに大規模なR&Dセンター(研究開発センター)を設立することを確約しました。その他にも共同でIT教育プログラムを開始することも明言しました。
アリババ創業者、前会長のジャック・マー(馬雲)氏がウクライナを電撃訪問!!ウクライナへ大規模な投資とIT開発拠点を置くことを発表。 柴田裕史
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キエフ国際経済フォーラムのジャック・マー氏のスピーチの様子
ジャック・マー氏はその後キエフにある東欧で最大規模のスタートアップ向けIT総合施設ユニット・シティを訪問。自分の似顔絵に自らサインしてみるサービスも披露し、地元IT関係者からの質問にも嬉しそうに答えていました。
地元のビジネス紙では遂に中国最大のITの巨人が米国ボーイング、韓国Samsung、スウェーデンのEricsson、中国Huawei、ドイツ・シーメンスなどに並んでウクライナにIT研究開発施設をオープンすると大ニュースになっています。(悲しいことにこのリストに日本企業は見当たりません・・・)
ここのところソフトバンク孫正義氏の弟、 孫泰蔵 氏や楽天の三木谷氏、そしてアリババのジャック・マー氏など日本をはじめとするアジアのITの巨人が次々とウクライナを訪れています。次はソフトバンクグループの孫正義氏本人など世界的にも有名でインパクトのある日本のIT企業家のウクライナの訪問およびウクライナIT業界への大規模投資に期待したいと思います。
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