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紛争やチェルノブイリとは全く別の顔を持つ多数の天才的IT技術者を輩出したIT大国、ウクライナの真実の姿に迫る。

ウクライナ発スタートアップ企業のGrammarlyがユニコーン企業の仲間入り!2つのユニコーン企業を有するウクライナと1つだけの日本。 柴田裕史

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2019年10月10日、ウクライナのテック界隈に衝撃が走りました。ウクライナ発のITスタートアップ企業であるGrammarly(グラマリー)の時価総額が11億ドル(1200億円ほど)に達し、見事ウクライナで2番目のユニコーン企業に認定されました。ウクライナのIT業界はこの大ニュースを歓迎し、Grammarlyの後に続けと皆が奮闘し始めました。筆者のビジネスパートナーもGrammarly最初期に同社の元リードエンジニアだったデータサイエンティストということでどれだけ喜んでいたかは読者の方々のご想像にお任せします。

GrammarlyはAIとNLP(自然言語処理)を駆使し、ディープラーニング、機械学習を使った英文テキストの文法訂正、剽窃検知、言い回しの変更サジェスト機能などを有した執筆支援ソフト開発で有名であり、全世界のユーザー数は2000万人を超える巨大ITプロダクトカンパニーです。設立は2009年なので約10年で一気にユニコーン企業まで駆け上ったまさに「ウクライナ・ドリーム」を叶えたIT企業になりました。創業者はウクライナ人3人で登記上はアメリカのシリコンバレーの企業ですが中身はほぼウクライナ企業です。ウクライナで世界的なプロダクトカンパニーになっている企業はほぼ同じモデル、マーケティング戦略でウクライナ色を極力排除して世界展開をしている企業が多いです。今回のニュースで初めてウクライナ発の企業と知った人が多いと思います。

人口4500万人の東欧の国ウクライナはこれでユニコーン企業が2社となり、翻って人口1億2千万人の日本ではユニコーン企業がなんと1社だけ(プリファード・ネットワークス社)という大変お寒い状況になっています。孫正義氏が日本には投資できる企業がそもそもない、と言ったのもことさら過言ではないでしょう。

ウクライナIT業界はこのところ巨額の資金調達に成功したとのニュースが日々駆け巡っています。ウクライナはまさに世界的に知られていないが非常に力をもった企業群がうじゃうじゃしているというまさにスタートアップ「宝の山」になりつつあります。今なら評価額が割安なスタートアップ企業が星の数ほどあることからエンジェル投資家として投資することで瞬く間に一攫千金を稼ぐことも決して夢ではないでしょう。

Ago-ra IT Consultingは現地の強力なコネクションと人脈を有し、ウクライナのIT業界の詳細情報、コンサルティング、視察ツアー、エンジェル投資情報などを提供しています。次のユニコーン企業を目指す企業リストなどをご希望の方は下記までご連絡ください:

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HP: https://ja.ago-ra.com/

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