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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

血液検査で「がん」診断へと言うニュースに希望が持てる

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血液検査から「がん」の早期発見を目指す研究が進み、来年2015年にもまずは乳がんの検査に適用し始めようというニュースが流れてきました。

がん:採血で診断、開発へ…来年度にも乳がんで先行実施

これ、素晴らしい。

だいたい、がん検診って、すんごく面倒なので、それがあって受診しない人もいると思うのです。しかも、お金もかかる。

たとえば、私が勤務先の保険組合の人間ドックを受診する際、「マンモグラフィー」か「エコー(超音波)」のどちらかであれば無料なのですが、「両方」受診したい、となると、個人負担が5000円になります。5000円ってすごい金額ですよね。それでも、私は両方受診するようにしているのですが、なかなかな金額だと毎回思うのです。

子宮頸がん検診、子宮体がん検診などは、また別で婦人科に行かねばならず。(「子宮頸がん」だけは人間ドックでも受けられるのですが、私は専門医に定期的にかかっています。)

(ところで、人間ドックには、たいていの場合「婦人科検診」も「乳がん検診」もついていると思われますが、「乳がん」の「触診」検査は、「婦人科」の医師が行っていることがほとんどのはずです。もちろん、それなりの教育訓練を受けた医師ではあるだろうけれど、「乳腺外科」の専門医が診ているわけではないのですよね。そもそも、「乳がん」は、「婦人科」領域ではなく、「乳腺外科」領域だ、ということも、女性であっても知らないケースもありますし)

話は戻りますが、マンモグラフィーが超痛い!という人もいますし、婦人科に至っては、痛いよりも、恥ずかしいが先立つ検査でもあり、私の周囲でも、「行ったことない」という人が実は多い。

40歳過ぎたら(いや、もっと前かな)、婦人科も乳腺外科も一度くらい、かかったほうがいいと思うのだけれど、検査が検査なだけに躊躇する人はたくさんいるようです。

そんな中、このニュースは、「血液検査」でがん検診・・。

「子宮がん」「子宮体がん」は含まれていませんが、「乳がん」は含まれている。
いいニュースだなぁ。

これで受診のハードルが下がるということは、とても素晴らしいことだと思うのです。

身内が以前、女性がん病棟に入院したことがあります。

お見舞いに行くと、とにかく若い患者さんばかりで非常に驚きました。婦人科系でも乳腺系でも、20代30代40代・・・がとても多い。

早期発見、早期治療で助かる命もたくさんあるはず。

血液検査の研究、もっと進みますように。

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さて、これは、「がん」検診に限っているので、その他の疾患(や不具合)は、これでは見つからないので、やはり、女性には、婦人科も乳腺外科も張り切って出かけていただきたいと切に願います。

私は30代後半のころ、ひどい腰痛を患ったことがあり、3か月連続で痛みが取れず、最後に呼吸もできないほどの痛みになり、音をあげてやっと仕事を休ませてもらい、整形外科と婦人科を疑って、精密検査を受けることになりました。腰痛の原因は発見できなかったものの、大量の子宮筋腫が見つかったという「副産物」がありました。 数個はかなり大きなものなのですが、幸いにも部位がよろしくて、悪さをしないため、「経過観察」のまま、今に至ります。

検査を受けたことで知り、それによって、その後のケア(って、何をするわけでもないのですが)もできたので、これはこれでよかったと思います。

*結果的に腰痛は、消え失せたので、後付で「心因性だった」という結論になっています。


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