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人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

「させていただき」過ぎ・・かも。

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「節電に協力するため、照明を消灯させていただいております」
「エスカレーターを止めさせていただいております」
「クールビズにさせていただいております」

・・・・目に飛び込む「させていただきます」の嵐。

「させていただきます」は、「誰かに許可を得て」「お許しを得て」といったニュアンスがある、と思うのですが、これだけ並ぶと、なんだかなあと思ってしまいます。

「ぜーったいに節電なんかしたらいかんよ」
「クールビズなんてもってのほかよ」
と反対され、それでも、どこかの権威に許可を得て、反対する人もいるけど、私たちは「許可を得て、”節電/クールビズ”にさせていただくことになったのだ」というならわかるけれども、そんなわけないですし(たぶん。)

上記、全部、もっときっぱりと潔く言っていいんじゃないか、と思うのです。すぱっとずばっと。

「節電に協力するため、照明を消灯しております」
「エスカレーターを止めております」
「クールビズを適用しています」など。

きりっとしゃきっと胸張って「節電してます」「電気消してます」「止めてます」、で充分じゃないでしょうか。

節電関係が急に目につくようになったので、節電を例に挙げましたが、日常のプレゼンテーションでもよく出くわす「させていただき」過ぎ症候群。

「わたくし、本日のプレゼンテーションを担当させていただきます、山田と申します。勤務先では、PMをさせていただいており、今回は●●の説明をさせていただくために参りました。30分の内、前半は●●について説明をさせていただき、後半でデモンストレーションをさせていただき、最後に5分ほどQ&Aの時間を取らさせていただきたいと思います。資料には、ページ番号を振らせていただきましたので、その順番通りに進ませていただきます。」

うわっ! 「させていただき」過ぎです。

「今回の新製品に”●●”とネーミングさせていただきましたのは」← 自社で命名したのだから、させていただかなくてもよいと思われ・・・。
「●●には、前のバージョンと異なる、××の機能を入れさせていただきました」← ここも別に、させていただかなくても・・・。

、とあちこちに蔓延する「させていただきます」。

もっときっぱり、もっとさっぱり、もっとびしっと、もっと堂々と言い切っちゃっていいのではないかと思うのです。

・・・・今日は、「させていただきます」について、ブログに書かせていただきました。きました^^;

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