デジタル・ハイコンテクスト社会の到来!? デジタル・フリーエージェント台頭の兆し
コミュニケーション理論
で、コンテントは内容/中身を意味し、コンテクストは文脈/状況を意味する。ここ数年、Twitter、Facebookなどのソーシャルメディアが普及
し、ソーシャルグラフを通じて、デジタル上でのコンテクスト共有が容易に、かつ急速に行われるようになってきた。
このような中で、「デジタル・フリーエージェント」とも呼ぶべき存在が新しいクリエイティブクラスとして台頭しつつある。
彼らは、ノード(様々な個人、企業)とデジタルネットワーク上で結ばれ、自らはそのハブ機能となることで、ノード全体に経済的な価値をもたらす。
例えば、ノードに属する会社が何か新しいことをやろうと相談すると、デジタル・フリーエージェントはノード上の別の会社を紹介したり、ノードに属する企業の動きから新しい事業ヒントを得て、それを別の会社に売り込んだりする。このように、彼らは一つの組織に固定的に属さないことが逆に彼らに経済価値を与えているのである。
デジタル・フリーエージェントの関心は、報酬、安定よりも、自らの信念にあった形で自由に働くこと。選択権の多さ、自由度が彼らの最大の報酬なのである。
このような動きは、別の観点からみると、戦後一貫して職場コミュニティが形成され、バブル崩壊とともに職場コミュニティは分断、崩壊したが、新しい形のコミュニティとその形成過程とみることもできる。
今後の注目は、このデジタル・フリーエージェントはどこまで増えていくのか? また、彼らが経済にインパクトを与える存在になるのか? その結果、どれだけの富が彼に分配されていくのか? である。
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