独断と偏見で選ぶ 目的別オススメFacebook本7選 〜どれを読めば良いのかわからない方のために〜
Facebookがグローバルのアクティブ会員数でついに大台の7億人を突破しました。6億人を超えてからわずか4ヶ月で1億人増、改めて、本当にすごい勢いだと実感します。2012年のうちに10億人を突破することも濃厚でしょう。またニールセンの調査によると、3月と比べて4月は訪問者数が減少に転じていた日本国内の状況ですが、これは3月の震災の影響が極めて大きかったことが原因だと考えられます。国内でもFacebookの勢いは止まっていないはずです。
<参考記事>
mixi, Twitter, Facebook 2011年4月最新ニールセン調査
http://blogs.itmedia.co.jp/saito/2011/05/mixi-twitter-fa-2673.html
Facebook、ついに7億人を突破
http://blogs.itmedia.co.jp/saito/2011/05/facebook7-07f8.html
一方、日本国内におけるFacebook関連書籍の出版ラッシュは、ゴールデンウィークを境にしてかなり落ち着いてきたようです。2010年秋くらいからFacebookブームが叫ばれる中、多くの出版社がFacebook関連書籍を出版。まさに怒濤の勢いだった2011年1月〜4月でしたが、弊社ループスのFacebook関連書籍も2月から5月にかけて月1冊ペース、計4冊を出版させていただきました。お声がけいただいた出版社の方々、本当にありがとうございます。
2月:ひとつ上のFacebookマネジメント術(技術評論社)
3月:仕事を成功に導くFacebook活用術(ソフトバンク クリエイティブ)
4月:Facebookブランディング(翔泳社)
5月:まったくの初心者でもFacebookをビジネスで使いこなせる本(日本実業出版社)
ループスだけでもこれだけ多くの執筆の機会をいただきましたし、世の中には本当に多くのFacebook関連書籍が出回っています。ループスの書籍担当として相当数のFacebook本を拝読した身として、「目的別オススメFacebook本7選」を独断と偏見で選んでお届けします。(自身が関わった書籍以外の中から)
<国内におけるトップランナーの本が読みたい>
フェイスブックインパクト つながりが変える企業戦略
(高広 伯彦、池田 紀行、熊村 剛輔、原 裕、松本 泰輔・著)
高広 伯彦 氏、池田 紀行 氏、熊村 剛輔 氏、原 裕 氏、松本 泰輔 氏と、ソーシャルメディア界の錚々たる面々が、それぞれ異なるスタイルでFacebookにアプローチし、語っています。章ごとに著者の特徴が色濃く出ているのも、個人的にはとても印象的でした。数多く出ているノウハウ本とは違い、広告・マーケティングの本質的なところまで踏み込んでいる、貴重な1冊と言えるでしょう。
<CEOザッカーバーグがどのような人間なのかを知りたい>
フェイスブック 若き天才の野望(デビッド・カークパトリック・著、小林 弘人・解説)
原著は2010年9月に出版された”The Facebook Effect”。フォーチュンのベテランジャーナリストの徹底取材により、26歳の天才CEOマーク・ザッカーバーグの実像を余すところなく描いたノンフィクション書籍です。彼の成功や苦悩、野望が表現されているので、Facebookに対する理解が深まるのはもちろんのこと、インターネットが今後どのような方向に向かうのか、未来を考えるうえでもとても参考になる1冊。
<映画”ソーシャル・ネットワーク”の原作を読みたい>
facebook(ベン・メズリック・著、夏目 大・翻訳)
皆さんご存じ、3部門でアカデミー賞を受賞した映画”ソーシャル・ネットワーク”の原作となった書籍。出版されたのは約1年前ですが、映画では2時間に凝縮され、割愛されてしまっている部分まで鮮明に描かれていて、とても人間味のあるリアルなストーリーです。僕は昨年末、ニューヨークに行く飛行機の中で一気に読破しました。映画を観る前でも後でも、ご一読をオススメします。
<Facebookページをとことんカスタマイズしたい>
facebookデザインブック(早乙女 拓人、他・著)
多くの企業や個人がFacebookページを持ち始めている今、ただ単にFacebookページを開設するだけはほとんど意味がありません。デザインは、今まではあまり語られることがなかったのが現実ですが、他のページと差別化するうえでとても大切な要素です。Facebookでハイクオリティなデザインを表現するための、現状では5月時点では唯一の書籍と言えるでしょう。
<とにかく1冊でFacebookを使えるようになりたい>
これ1冊で完全理解facebook(日経BPパソコンベストムック)
最初の一歩でつまづかないよう、紙面の半分を写真に使いながら丁寧に説明してくれているムック本。大きくて読みやすいですし、Facebookを使おうと決めた初心者の方にとって、内容的も価格的にも優れている本だと思います。この本を手元に置きながら、パソコンに向かって初期登録をした方も多いようです。
<一番売れたFacebookビジネス活用本はやっぱり読みたい>
Facebookをビジネスに使う本(熊坂 仁美・著)
2010年11月に発売された、Facebookのビジネス活用本において、まさに先駆けとなった書籍です。個人事業主や中小企業の方にとって、とても参考になる海外事例が盛り込んであります。半年以上前の本ですが、Facebookビジネス活用の概念的なところはもちろん普遍的。40,000部を超えるベストセラーとなり、著者の熊坂さんも多くのメディアで紹介されています。
<ソーシャルメディア企業活用の先進的な事情を知りたい>
フェイスブック時代のオープン企業戦略(シャーリーン・リー・著、村井 章子・翻訳)
一部でしか話題になっていないのかもしれませんが、「グランズウェル」の共著者シャーリーン・リーの書籍「Open Leadership~How Social Technology Can Transform the Way You Lead」の邦訳版です。具体的なソーシャルメディアポリシー立案のパターン化も紹介されており、Facebook本というよりは、ソーシャルメディアを企業や組織に導入しようと考えている方にとって必読の1冊。
以上、「目的別オススメFacebook本7選」を独断と偏見で選んでみました。もちろん、全てのFacebook関連書籍を読んだわけではありませんし、他にも様々な目的があるかと思います。この記事の最後に私のソーシャルメディア・アカウントを記載させていただきますので、ご意見やご感想、コメントやメッセージ等、お気軽にご連絡をいただければ幸いです。
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1.ソーシャルメディア・ダイナミクス(毎日コミュニケーションズ)
2.ひとつ上のFacebookマネジメント術(技術評論社)
3.仕事を成功に導くFacebook活用術(ソフトバンク クリエイティブ)
4.Facebookブランディング(翔泳社)
5.まったくの初心者でもFacebookをビジネスで使いこなせる本(日本実業出版社)