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顧客参加型のプログラムに価値がある「復興支援 スターバックス カードプログラム」

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スターバックス コーヒーが9月3日から展開している「復興支援 スターバックス カードプログラム」を紹介します。

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スターバックス カード ハミングバードで支援ができる

復興支援 スターバックス カードプログラムには、スターバックスが発行するスターバックス カード ハミングバードを利用することで参加できます。

まず、カード発行時に金額1,000円のうち100円が寄付金として利用されます。そして、カードを利用してドリンクなどの支払いをすると、金額の1%がスターバックスより寄付される仕組みです。

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寄付先は、東日本大震災の遺児の奨学基金「公益財団法人みちのく未来基金」です。また、カードの発行期間は2012年9月3日(月)~10月31日(水)、寄付対象期間は 2012年9月3日(月)~12月25日(火)です。

カードのデザインのモチーフは「ハチドリのひとしずく」

カードのデザインのモチーフは、南アンデス地方の民話「ハチドリのひとしずく」。山火事の際に、燃えている森に一滴ずつ水を運んで火を消そうとするハチドリの姿を描いた民話だそうです。

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9月17日現在で、すでに9,299,200円もの金額が寄付されているとのこと。大手チェーン店がこのようなプログラム実施すると、一滴ずつの水でも効果は絶大ですね。

顧客参加型のプログラムに価値がある

私はこのプログラムには素晴らしい価値があると思います。それは、私たちが利用する機会が多いカフェチェーン店の顧客参加型プログラムであること。スターバックスを利用するような一般の人たちが、日常的にエシカル消費をすることができ、カードを利用するたびに復興支援を意識することができるからです。

また、震災から1年半が経過した現時点でスタートすることにも価値があると思います。私はどちらかというとタリーズ派でしたが、今後は意識してスターバックスの利用を考えたいと思います。

以前のブログにも書きましたが、企業がエシカル消費を取り入れているか否かということは、私たちの商品・サービスの選択基準において、今後は大きく影響するようになってくると思います。欲を言えば、期間限定などではなく、いつもこのようなプログラムを実施してくれているといいのですが……。

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