オルタナティブ・ブログ > もうひとつのソーシャルを考える >

「社会貢献が日常になる世界」の可能性を追い求めます!

20人の子供たちの1か月分の給食代は8,000円「TABLE FOR TWO」

»

世界の約70億人の人口のうち、10億人が飢えに喘ぐ一方で、不健康な食生活を続けた結果、生活習慣病に悩まされている人々が先進国を中心に約10億人いるそうです。今回は「二人の食卓」の意味を持つ、TABLE FOR TWO(以下TFT)を紹介します。

1

開発途上国の子供たちと食事を分かち合う

TFTのコンセプトは「先進国の私たちと開発途上国の子どもたちが、時間と空間を越え食事を分かち合う」というもの。私たちが対象となるヘルシーな食事をとったり食品を購入したりすることで、1食につき20円の寄付をすることができ、それがTFTを通じて開発途上国の子どもの学校給食1食分になります。私たちが先進国で1食の食事をとるごとに、開発途上国に1食が贈られるという仕組みです。

Donate_2

スタートは社員食堂から

TFTはNPOの「TABLE FOR TWO International」が運営していますが、2007年の秋に創設された日本発のプログラムです。スタート当初は有名企業の社員食堂のメニューのひとつに組み込まれているというものだったのですが、いまでは社員食堂がなくても個人で参加することができるいろいろなプログラムが提供されていて、2011年までの約4年間でプログラムへの参加企業・団体数は450を突破しているそうです。

社員食堂のメニューとしては、電通、資生堂、三井住友銀行、POLA、東京ガスなどで展開されています。私は設立当初からTFTに興味があったのですが、やはり社員食堂のメニューとなると、参加しにくいなぁと思っていました。ところが、最近では街のレストランにTFTメニューを食べに行く、店舗でTFT対象製品を購入するということもできるそうです。

20人の子供たちの1か月分の給食代は8,000円

また、子供たちの給食代を直接寄付するプログラムもあり、その場合は20人の子供たちの1か月分の給食代は8,000円だそうです。1回の給食代の20円×20日×20人分だと思うのですが、わずか8,000円の寄付で小学校の小さなクラス、1つ分くらいの1ヵ月の給食費が賄えるなんて……。その格差に改めて驚かされます。私たちの食事を1回1,000円とすると、20円というのはわずかにその2%。先進国と開発途上国では「そんなに格差があるのか?」と思うと、複雑な気持ちにもなります。

私もよく外食をする際に、この小鉢ひとつ分を我慢すれば、発展途上国の子供たちに何かしてあげられるかもしれないとか思ったことがあります。いまはTFTのプログラムで「何かしたいけど、どうしたらいいかわからない」ということを少し解消できるのはありがたいことですよね。

TFTは、プログラムの提供先の数や手法など、4年間で急成長しています。営利法人ではなく、NPOですが、よく考えられらた、ひとつの手本になるモデルだと思います。

Comment(0)