ファンドレイジング・サイトを考える
こんにちは。今回は海外・国内で続々と誕生しているファンドレイジング・サイトについてお話ししたいと思います。ファンドレイジング・サイトをうまく使えば私たちも気軽に社会貢献ができます。
そもそも、ファンドレイジングとは?
ファンドレイジングとは言葉の定義が難しいのですが、一般的にはNPOなどの民間非営利団体が、活動のための資金を個人・法人・政府などから集める行為を総称していいます。但し、投資家や民間企業に関連する資金集めにも使われる場合もあり、狭義では特に「寄付金」のみを対象としてファンドレイジングという場合もあります。
ファンドレイジング・サイトとは?
ファンドレイジング・サイトとは、その名の通りファンドレイジングの仕組みをWebサイト上で提供するものですが、「クラウドファンディング」「マイクロファンディング」「ソーシャルファンド」「ソーシャルパトロンサイト」などと呼んだりもします。例えば、私たち個人がファンドレイジング・サイトを通して、発展途上国の起業家に数十ドル単位の少額を投資したり、国内の事業・プロジェクトなどに投資したりすることができます。
ファンドレイジング・サイトの分類
一口にファンドレイジング・サイトといっても、資金調達の目的などにより、いろいろな種類がありますので以下に分類してみます。
〈調達する資金による分類〉
- 事業・プロジェクトなどの資金を調達する「資金調達型」
- 寄付金を調達する「寄付金調達型」
〈運営元による分類〉
- NPO法人などの非営利団体が運営する「非営利型」
- 一般の企業が運営する「営利型」
また、資金調達型では資金のリターンの形態によっても、以下に分類できます。
- 分割して返済してもらう「返済(貸し付け)型」
- 利益の分配金をもらう「分配(投資)型」
- ものやサービスでリターンをもらう「もの・サービス型」
主なファンドレイジング・サイト
海外・国内でいくつかのサイトがありますので、その一部を紹介します。
〈資金調達型の主なサイト〉
海外:KIVA、キックスターター、モブインセンティブ、プレッジバンク、
キスキスバンクバンク など
国内:CAMPFIRE、READYFOR?、ミュージックセキュリティーズ、Grow! など
〈寄付金調達型の主なサイト〉
海外:Crowdrise、ジャスト・ギビング、ファースト・ギビング など
国内:ジャスト・ギビング・ジャパン など
ファンドレイジング・サイトについては、エシカル消費同様にいろいろな要素を含んでいて、その形態にもいろいろなパターンがあります。こちらも、このブログで順次紹介していければと思っています。