ブラックペアン
佐藤@IT雑貨屋です。
実は日曜日の夜にTBS系で放送されている「ブラックペアン2」にハマっています。
ブラックペアンは2018年にファーストシーズンが放映されました。原作は海堂尊(かいどうたける)で、2005年には「チーム・パチスタの栄光」という作品が「このミステリーがすごい!」大賞を受賞。ドラマ化もされました。
私はこのパチスタの栄光のドラマを見てから、原作を読んだのですが、海堂氏は現役医者で、その視点から描かれている内容に惹かれました。その後、2018年のブラックペアンのファーストシーズンも見ています。
このブラックペアンでは二宮氏も外科医の渡海征四郎を怪演していましたが、今回は同じく心臓外科医の天城雪彦を演じています。二宮氏は俳優としても凄いですね。
このブラックペアンシリーズのドラマでは、大学病院内のドラマや、医学界の権力闘争について良く描かれています。私が子供の頃には、似たようなドラマで田宮二郎氏が主演していた「白い巨塔」が有名でしたが、今の時代になっても、そういった事が医学界ではあるのでしょうか。
でも医者の世界というのは、中々興味深いものがありますね。
私はこれまでに2回、入院手術の経験があります。1回目は23歳の時に、拡張性乳腺炎という事で入院。当時は近所の大和市立病院で手術を受けました。2回目は一昨年前の健康診断で腎臓に異常が見つかり、地元の徳洲会病院の診察を受けましたが、そこから神奈川県立がんセンターを紹介され入院、手術を受けました。
ここで解ったのは、私たちが受診する病院は大抵どこかの大学病院に関連していて、その大学病院から医者は来ているという事です。確か大和市立病院では北里大学病院関係の外科医が多くいて、徳洲会では慈恵大病院の医師が担当でした。ちなみに県立がんセンターの主治医は横浜市大病院だった人です。
医者というのは、やはり大学ごとの学閥ではないですが、系列というのがあるんですかね。
一昨年前に県立がんセンターで入院・手術後、1年間の検診を終えた時に、担当医から「もう地元の病院に戻り、あとは1年毎に定期的にCT検査を受けて下さい」と言われ、地元の徳洲会病院を受診したのですが、そこでは担当医から「慈恵大では退院後、五年間は半年に1回、CT検査なんですが、県立がんセンターは1年1回なんですね」と言われました。何でも外科の流派ではないのですが、大学病院によって、その考え方は違うとの事。結局は徳洲会の担当医の考えに合わせて、半年に1回の検査を受ける事にしましたが、同じ病気に対して考え方にも、こんな差があるというのは、その時に初めて知りました。
まあ大した話ではありませんけどね。。
今回のブラックペアン2も、中々興味深い話の展開になっていましたが、これからどんな展開となるのでしょうか。興味深く見て行こうと思ってます。
医者がどんな立場であっても、患者からすれば、しっかりと患者と病に向き合ってくれて、適切に治療して治してくれる医者が良い医者である事に変わりありません。その医者の裏側が、少しでも垣間見えるドラマというのは、中々面白いものですね。