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会社は頭から腐る

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最近、少し時間があるので、
よく本を読んでいるのですが、
その中で一番衝撃を受けたのが、
元・産業再生機構COOの冨山さんが
書かれた、この「会社は頭から腐る」という本

「人は、インセンティブと性格の奴隷である」
「大企業は、儲かる儲からないで、ビジネスを判断しない」
「経営が教科書どおり進まないのは、人間が介在するからだ」

などなど、示唆に富み、ずっしりと重い内容が続きます。

私は、役所にいたときから、大企業のマネジメント変革に興味があり、
「ベンチャー育成よりも、大企業事業部長育成が大事」
と言い続けてきたのですが、これを読むと、
既得権益に守られた大企業の人を変えていくとが
如何に大変なことだか分かります。

冨山さんの元部下の友人から聞くと、
「万人に理解してもらわなくてよい」と思っているとのことですが、
私には、ピタッとはまりました。

* しかし、社長や組織のTOPの人が、「会社は頭から腐る」という本を 
 読んでいることを部下に見られると、問題意識をもっていることで
 誇らしいようで、また、少し恥ずかしいような気がしちゃいますね。。。

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