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Twitter、新広告 "Pormoted Account" を明日発表か

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米国ブログメディア、All Things Degitalがスクープした情報(URL)によると、明日ニューヨークで開催されるカンファレンスにて、Twitterが新しいPromotedシリーズ、Promoted Accountを発表する予定とのこと。

このPromoted Accountの仕組みはシンプルで、twitter.comの右側に表示されている「おすすめユーザー」(英語版では Who to Follow)への表示を購入できるというものだ。

ただしTwitter内部ロジックにより、広告とはいえ、実際に興味のありそうなユーザーにしか表記されない仕様になるようだ。

参考まで、現在のTwitter広告であるPromotedシリーズは2種類、検索結果に表示されるPromoted Tweetsと、トレンドに表示されるPromoted Trendsがある。

いずれも広告主からの評価はかなり良いようだ。The Wall Street Journal(URL)によると、現在は大手ブランド30社に対する限定運用だが、すでに10万ドル以上の広告売上になっているとのこと。またMashable(URL)に掲載された広告主からの評価は次のとおりで、80%は再度掲載を希望しているという。

  • Promoted Tweetsの平均エンゲージメント率(クリック、RT、@返信)は5%
  • Coca-Colaは、24時間キャンペーンで8600万回表示、エンゲージメント率6%
  • Virgin Americaは、Promoted Tweetsで,過去トップ5にあたる日次売上を記録
  • Zeccoは、一般ツイートより50%高いエンゲージメント率を記録 


また、これらを受け、TweetDeckやHootsuitemも年内にはPromoted Tweetsに対応する予定とThe Next Web(URL)は報じている。

特定ブランドのみによる実験段階を成功裏に終え、来年には一般企業へも本格的な広告解禁になりそうだ。特に日本では米国以上のTwitter普及率となっており、検索リスティング広告に続くロングテール系広告になるのではと期待している。またTwitter系ツールの収益源ともなるため、Twitterエコシステムの拡大にも貢献しそうだ。
 
 

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