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mixi、新プラットフォーム機能の一部、mixiチェック、mixiチェックイン機能を発表

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mixiは、9月10日に予定されている大規模カンファレンス「mixi meetup 2010」に先立ち、新プラットフォーム機能の一部を発表(mixiチェックmixiチェックイン)した。

このmixi新プラットフォームは、mixi内の情報や機能を外部のウェブサイトや端末から利用できるもので、発表された2機能、mixiチェックとmixiチェックインはすでにmixi内部からは利用できるようになっている。

 

1. mixiチェック
あらゆるWebサービス上で、ユーザーが気になった情報やコンテンツをmixiの友人にシェアし、バイラルさせることができるプラットフォーム機能で、Facebookのshareボタンに相当するものだ。参考まで、FacebookのLikeボタンとShareボタンの機能差は次の通りだ。

Facebook LIkeボタン
・マイページに画像なしリンク。コメントはなし。フィードは最新情報通知(弱い)
Facebook Shareボタン
・マイページに画像ありリンク。コメント追記も可能。フィードはハイライト通知

Checknews


2. mixiチェックイン

mixiモバイルに追加された新しいチェックインサービス。携帯GPS機能を用い、友人に「今いる場所」を簡単に共有できるサービスだ。リアルスポットのソーシャル化により、潜在的なコミュニケーションニーズを喚起できる機能で、FacebookのPlacesに相当するものだ。

Addcheckin

なお、この2機能に関してTechWaveにて具体的に紹介されているので、ぜひご参照を。

mixiが新機能「チェック」と「チェックイン」実装か=Twitter上で話題【湯川】

 
ここにきてmixiは矢継ぎ早に新機能を投入しており、Facebookに対抗する本格的ソーシャルネットワークとしてのビジョンを明確にしている。例えば4月以降投入された機能は次のとおり。

  • 2010/4  mixiボイスのリニューアル開始
  • 2010/4  Gmailと連携したつながり支援サービス開始
  • 2010/5  mixiカレンダー開始
  • 2010/5  スマートフォン版mixi「mixi Touch」サービス開始
  • 2010/6  mixiフォトのリニューアル
  • 2010/6  mixiボイス、Twitterとの連携サービスを開始
  • 2010/7  mixiニュースをmixiボイスで簡単に共有できる機能を追加
  • 2010/7  mixiボイス、写真つきのつぶやきを投稿できる機能を追加
  • 2010/8  mixi日記に「イイネ!」機能を追加
  • 2010/9  mixiチェック開始
  • 2010/9  mixiチェックイン開始

 
Facebookおよびグリー、モバゲーとの機能比較表を見ると、SNSとしての機能充実に注力していることが一目でわかる。グリー、モバゲーがソーシャルゲーム・プラットフォームとしての立場を鮮明にしているのに対して、mixiは日本最大のソーシャルグラフ・プラットフォームを目指しているわけだ。

Chart_2


なお、当機能を含む新プラットフォーム全体について、さらに開発者向けAPIなどは、9月10日開催のイベント「mixi meetup 2010」にて発表される予定。このイベントは「Social Leaders Conference」の名称通り、グリーやモバゲーも含め、ニフティ、ライブドア、グーグル、はてな、サイバーエージェント、Playfishなど、実に多様なメンバーが参加する、ソーシャルメディア系では本年度最大規模のイベントとなる。

特に夕方、meetupコースの「ミーティング100」は、100人の参加者と10人のリードモデレーター(凄い豪華キャスト)が大激論し、その内容を発表、またそれをUstreamで中継するという、非常にチャレンジングなセッションになっている。

応募多数で抽選となったこのイベントだが、興味ある方はぜひUstreamで参加されることをおすすめしたい。

mixi meetup 2010 イベント詳細は こちら
 

【追記】
表内に一部記述漏れがありましたので修正いたしました。失礼いたしました。

 

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【国内外SNS関連】
直近決算発表に基づくmixi,GREE,モバゲーの業績比較 (8/16) 
「怪盗ロワイヤル」の舞台裏 - DeNA大塚氏インタビュー (8/5) 
モバゲータウンが月額無料の企業コミュニティ「オープン・アカウント」発表 (7/13) 
日本のブログとツイッター普及は世界トップ,Facebook3%超 (7/2) 
Yahooとモバゲーの強者連合,そのインパクトと背景にある競争戦略 (4/30) 
Facebook ビジネスモデルを徹底分析 ~ mixi,モバゲー,GREEと比較 (1/31) 



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Comment(1)

コメント

Mixi がジオメディア系サービスで定番機能となっているチェックインを実装した背景に潜む企みは?

Mixiはソーシャルグラフのプラットフォーマーを目指すと宣言しています。ソーシャルグラフを利用して各種サービスを提供するサービスは、各種サービスプロバイダに譲り、自らはソーシャルグラフのプラットフォーマーに特化する方向に進むようです。
そうなると、Mixiにとって、各種サービスプロバイダは敵ではなくソーシャルグラフを利用してくれるお客さんということになります。
そうなると、ソーシャルグラフのプラットフォーマーに特化したMixiにとっての唯一の敵とは、ソーシャルグラフを構築する前工程を司る業者です。つまり、人同士の繋がりを支援するサービス業者です。

ミクシー疲れと言われるように、人同士の繋がりにも、新旧交代の新陳代謝が必要だと思います。なんら躊躇(遠慮)することなく繋がりの新陳代謝が可能な「繋がり支援サービス」。これが出現すれば、こちらの支援サービスで構築されたソーシャルグラフの方が価値あるデータとなり、Mixiのお客さん(各種サービスプロバイダ)が一気に上記「繋がり支援サービス」の方に鞍替えすることになります。

このような最悪の事態を避けるべく先手を打ったのが、今回のチェックイン機能の実装だと思います。そうすると、今後のMixiの経営方針は、ソーシャルグラフ構築の前工程の独占でしょうね。

繋がりの新陳代謝が可能な「繋がり支援サービス」の具体的アイデアを、以下のページにエントリーしました、気が向けば立ち寄って下さい。
http://d.hatena.ne.jp/futureeye/20100915

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