オルタナティブ・ブログ > In the looop >

海外ソーシャルメディア事例を徹底的に調査し,マーケティング活用の秘訣を提案するブログ

【速報】2009年Q3スマートフォン出荷台数は4300万台。iPhoneの順位と出荷トレンドは?

»

11月5日にIDCから2009年Q3(7-9月期)スマートフォン出荷台数が発表された。
今日は,その直前に発表された2009年Q3携帯電話出荷台数とあわせて紹介したい。

Worldwide Converged Mobile Device (Smartphone) Market Continues To Grow Despite Economic Malaise, Says IDC                         (IDC 2009/11/5)

Mobile Phone Market Turns Corner in Third Quarter, More Gains Expected in Q4, According to IDC                         (IDC 2009/10/29)

Photo_2


携帯電話の出荷台数は世界的な大不況を受け,前年同期と比較し6.0%減で287百万台となったが,そのうちスマートフォンのみピックアップすると4.2%増の43百万台となっている。

iPhoneに市場の注目が集まっているが,他のメーカー(Nokia,Research in Motion,Samsung)いずれも堅調に台数を伸ばしているのが注目される。さらにQ4ではDroidを含むAndroid機の一斉出荷が始まるため,今後の出荷動向が注目されている。

■特にiPhoneについて

最注目機種であるiPhoneについて,その出荷動向を補足しておこう。

・ 2008年Q2までの約1年間 6.1百万台
・ 2008年Q3 6.9百万台
・ 2008年Q4 4.4百万台
・ 2009年Q1 3.9百万台
・ 2009年Q2 5.3百万台
・ 2009年Q3 7.4百万台

なお,iPhoneが初出荷されたのは2007年7月。それ以降2008年7月に3G,2009年6月に3GSと約一年弱のペースで新機種を発表している。そのタイミングが売上推移に影響している。

累積台数で3000万台を突破したことを先日Appleが発表したが,iPod touchも2000万台を超えており,わずか3年間強で計5000万台を出荷する驚異のハードウェアとなっている。

iPhoneの出荷台数は全世界で3000万台、iPod touchは2000万台

今後,中国で販売が開始(初日の売上台数は5000台と報じられた)されたiPhoneと,多機種発売で攻勢をかけはじめたライバルAndroid機,さらにトップシェアでSymbianOSを擁するNokiaのスマートフォン三国志が,市場全体をさらに底上げしていくと予想される。

【関連記事】

iPhone vs Android vs SymbianOS。モバイル三国志の現状と未来予測
【速報】世界中から注目が集まる,日本携帯サイトのビジネスモデル
【速報】iPhoneが出版業界を救う。電子書籍がGameに続くキラーアプリに


【追記】
タイトルに誤りがあり訂正しました。4.3億台となっていたのは4300万台の誤りです。


筆者Twitterです。 ご意見,コンタクトなどお気軽にどうぞ    http://twitter.com/toru_saito
こちらもよろしければどうぞ。 『Twitterマーケティング 消費者との絆が深まるつぶやきのルール』

Comment(1)